陶氏診療院

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平均寿命と健康寿命
カテゴリー 生活の知恵
7月25日、厚生労働省は日本人の平均寿命を発表しました。女性寿命が二年ぶり世界一になりました。

しかし、健康寿命が平均寿命より短いこと、日本が健康寿命は世界一になっていないことが無視できないです。2012年の厚生労働省の研究によると、女性の健康寿命は平均より11.79歳短い、男性は8.39歳短いです。欧米などの国より、不健康の年齢が長いです。

人々の健康目標は今の平均寿命より健康寿命でしょう。先日親戚の旦那のお父さん(孝年84歳)が病院で無くなり、通夜に参列しました。今まで病院に無縁だったのに平成21年1月、脳梗塞で倒れ、四年半の病院生活で生涯を終わりました。意識もはっきりしない四年半、家族は心の準備が十分できましたけど、本人としては、無残な四年半でした。

現代医療の対症療法や、延命治療も進みました。その医療技術による延命で平均寿命がどんどん長くなり、健康寿命を上回る増加が国の医療財政に重圧となっています。健康寿命を延ばすためには、予防医学が社会的に浸透するよう学校からの教育が必要です。日本の食育基本法の実施や、食育ガイドの間違った「主食・主菜・副菜」の指導を直して、主を主らしく一つに絞った「主食と副食」の書き方が日本語文法にも、数学的割合にも合います。

基本を正して、日本人に合う日本の食事の方針が健康に導きます。

患者さんがいろいろな理由で病気になります。でも、正しい食事を指導すると、今までの間違ったところが色々でてきます。素直に従う方が、良い結果も出やすいです。末期がんの患者さんも含め、健康を作ることは、案外簡単なことだったのです。

日本の健康寿命、世界一を期待します。
2013-08-01