陶氏診療院

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本末転倒な対策方向かなあ?
カテゴリー 日本
最近、中国のニュースで、脂質異常症のワクチンの正式な使用が開始されました。

確かに、2021年12月24日に日本のニュースで、熊本大学が脂質異常症のワクチンの開発を発表し、動脈硬化や脂肪肝も改善されたことが確認されました。熊本大の尾池雄一教授らの研究チームによると、若年層の心筋梗塞や狭心症など虚血性心疾患の原因となる遺伝性の「家族性高コレステロール血症(FH)」と、その合併症である動脈硬化に効果があり、さらに脂肪肝も改善されるとのことです。研究成果は医学専門誌「セルリポーツメデシン」の電子版に掲載されました。

抗体はワクチン接種後30週目にも維持されていたため、少なくとも半年は効果が持続するとされ、臨床では年に二回接種することになりました。

脂質異常症は、過食などの生活習慣や遺伝が原因となり、心筋梗塞(こうそく)などの動脈硬化性疾患の主要因となるため、血中の悪玉コレステロールや中性脂肪値を下げることが重要です。遺伝の原因以外では、生活習慣の影響が大きく、生活習慣を先に改善するべきだと思います。なぜなら、医学の対策方法が生活習慣の改善よりも、薬やワクチンなどの開発に注力しており、生活習慣を改善しないままだったことが問題視されます。一番重要な原因に触れずに、優しさに見えるが本末転倒な気がしました。

現代医学が資本と利益に牽引され、仕方がないことではありますが、地球の資源が無駄に使われ、人々の人生も無駄にされている現状はどうなのでしょうか?
2024-03-09