陶氏診療院

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糖尿病患者の食事管理と意識の大切さ
カテゴリー 生活の知恵
88歳になる母は糖尿病を患っており、食事を適切に管理すると体調は安定します。しかし、好物を口にすると、下痢や便秘などの不調が現れ、体調を崩してしまいます。

外食の際には、私や妻のチェックがあると問題は起きませんが、一人で外出すると食事の選び方に問題が生じやすくなります。
昨日も、母が旧友の奥さんと北24条に出かけた際、自らご馳走する形で、ドーナツや氷入りのリンゴジュースを注文しました。普段は控えるよう指導している食品を、あえて選んだことに、正直ショックを受けました。

その結果、翌朝から下痢が止まらなくなりました。母は一生懸命言い訳していましたが、体調の変化はごまかせません。その日の午前中、歯科治療のあと姉と外食をし、帰宅した際には、急いでトイレに行こうとして車から降りた瞬間に転倒。額、あご、腕、ひざに擦り傷を負いました。すぐにFFCパイロゲンを湿布し、出血は止まりました。

糖尿病の管理において、食事は最も重要な要素の一つです。しかし、本人にすべてを任せると、「好きなものを食べたい」という気持ちが先行し、結果として身体が「NO」と反応してしまいます。

糖尿病は、適切な生活習慣と意識によって改善が見込める病気です。だからこそ、健康長寿のためには、本人の自覚と努力が欠かせません。何より、「意識すること」が第一歩なのだと、あらためて感じました。
2025-07-12