陶氏診療院

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もしもの時の心構~救急蘇生法~
カテゴリー 生活の知恵
6月19日、代替療法師会の例会で、北海道大学病院客員臨床歯科医師紅林奈央子先生は「もしもの時の心構~救急蘇生法~」の講話をされました。

もし目の前で人が倒れた場合、どのようなフローチャートすればいいのかを、歯科衛生士教本の教材を使って、授業のような講話がありました。

「1.反応なし→2.呼吸をみる、正常な呼吸あり→軌道確保、応援・ALSチームを待つ、回復体位を考慮する;3.呼吸なし→4.CPR、・ただちに胸骨圧迫を開始する;強く(成人は少なくとも5cm、小児は胸の約1/3);速く(少なくとも100回/分);絶え間なく(中断を最初にする)・30:2で胸骨圧迫に人工呼吸を加える、人工呼吸ができない状態では胸骨圧迫のみを行う;5.AED/徐細動器装着;6.ECG解析・評価、電気ショックは必要か?必要あり→7.ショック一回、ショック後にただちに胸骨圧迫からCPRを再開(二分間);必要なし→8.ただちに胸骨圧迫からCPRを再開(二分間)・・・強く、速く、絶え間ない胸骨圧迫を!

ALSチームに引き継ぐまで、あるいは患者に正常な呼吸や目的のある仕草が認められるまでCPRを続ける」

AEDを使って、実践もある講話がとても勉強になりました。

救急蘇生法は五年一回更新します。今年も更新年に当たり、もし新たな更新がありましたら、皆さんに知らせすると紅林先生が親切にいいました。

ALS:二次救命処置(ALS:advanced life support)

CPR(心肺蘇生):心肺が停止した人の呼吸や循環機能を維持する目的で、胸骨圧迫(心臓マッサージ)および人工呼吸を行うこと。 心肺蘇生法(しんぱいそせいほう)ともいう。 心肺停止患者の救助のためには、バイスタンダーによる救急隊到着前の処置が欠かせない。 救命処置のうち、特殊な医療機器や薬品を使わずに行う心肺蘇生法を一次救命処置といい、医師や救急救命士による高度な処置を二次救命処置と呼ぶ。
2015-06-21