陶氏診療院

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食品の陰陽と子供の本能
カテゴリー 生活の知恵
中国医学の陰陽説、世界を二元論として、物事を解釈しています。身体のための食事指導も陰陽説に基づいて、体質に合わせて処方します。

食材の中、動物性は陽として、植物性は陰とします。植物の中、土壌にある物は陽として、土以上の葉っぱ類、果実などは陰とします。

季節と体質を考えると、北海道の冬は、陰の食材を取らないほうがいいでしょう。今日診療に来た患者の話があました。ベジタリアンの彼女ですが、息子のほうが食べ物の選択が上手です。診療時の教えと同様に、小学生の息子がすでに実行しています。冬では、息子は身体冷やす夏野菜であるきゅうり、トマトなどが出ても食べないのです。また、機械が大好きな小学生の息子から「人間が芸術品」という素晴らしいことばがでました。とても感性あふれることばに感心しました。

そう言えば、自分の娘も食べ物を口にする前、匂いをかぎ、食べるものと食べないを決めます。確かに食べないものは、子どもに対して、必要がないか、問題があると思います。子供たちの本能はすごいものです。

健康の知恵はお婆さんの特権ではなく、子供も本能として持っています。勉強からでは学べないことがあることに気付きます。人間は本能を知る必要があるのかも知れません。
2013-03-12