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アジア最初の共和国
カテゴリー 日本
9月22日、明石市倉橋歯科病院研修授業の度に、倉橋理事長の案内で、重要文化財移情閣「孫文記念館」を見学しました。

明石海峡大橋の神戸側に、孫文を顕彰する日本での唯一の博物館「孫文記念館」の展示パネルに、「アジア最初の共和国」と題に、1912年元旦、アジア最初の共和国「中華民国」が創立され、孫文が初代の臨時大統領に就任したことを紹介しました。

清朝を崩壊させ、革命のため、孫文は世界を廻して、「国民革命」、「三民主義」のため同志を募る、日本に亡命時に、沢山の日本人の支えされました。宮崎寅蔵(滔天)、梅谷庄吉、萱野長知、頭山満、犬養毅、渋沢栄一、南方熊楠など人物が紹介されました。

「孫文記念館」は1984年(昭和59年)11月開設されました。この建物はもともと神戸で活躍していた中国人実業家・呉錦堂(1855-1926年)の別荘「松海別荘」を前身としており、1915年(大正4年)春、その別荘の東側に八角三層の楼閣「移情閣」が建てられました。外観が六角に見えるところから、地元では「舞子の六角堂」として、親しまれてきました。孫文が1913年3月14日、来神した時、神戸の中国人、経済界有志が開いた歓迎の昼食会の会場になりました。「孫文記念館」は「兵庫県指定重要有形文化財」に指定されました。「移情閣」は国の「重要文化財」と指定されました。

辛亥革命時の孫文、日本への遺言ー講演「大アジア主義」の資料もたくさん残りました。孫文の自筆「天下為公」、「革命」、「博愛」など遺筆も展示され、孫文の書道の魅力も感じられました。
2021-09-26