陶氏診療院

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爪の変化(糖尿病)
カテゴリー 陶氏療法
陶氏診療院で診療した患者が、変質した爪の変化が目立ち、暫く時間が経つと、綺麗な健康爪に戻ると、患者の自信と勇気を与えます。特に末期がん患者に大きな希望を与えていました。

爪は髪や上皮細胞(皮膚)と同じ、常に成長し続ける、外見で観察しやすい体調変化の指標です。西洋医学の血液検査と同じ意味で、体内の変化を確認する手段です。誰でも、血液検査より、自分の髪、皮膚、爪の観察でいつでも確認できます。それは中国医学では良く診断として活用しています。

30年前、医学を勉強した時、内科学で、それを観察することを習った記憶があります。しかし、現代医学では、機械の検査、血液の調べ、画像の分析を中心にして、人間の肉眼で見ることから遠ざかっている現象があります。特にバソコンを病院診察に導入してから、パソコンに向かって、診察する医者が多くて、患者からの不満や不信になるケースを良く耳にしました。患者を診(み)ないで、診察の意味から離れるではないでしょうか。

普段、爪の状態は全身の新陳代謝を表し、特に肝臓の状態を表すため、良く観察して欲しいです。

爪には色がなく、健康な爪がピンク色に見えるのは、皮膚を流れている血管が透けて見えるためなのです。健康のバロメーターとされるのも、血流の具合で色が変化するためです。手の爪は、1日約0.1㎜、1ヶ月に約3㎜伸びる、足の爪は、1日約0.01㎜、1ヶ月に約0.3㎜伸びます。縦シワは老化現象を示す、30歳を過ぎて縦シワのない人は、若々しいと言ってもいいでしょう。横シワは大病や栄養障害で爪の成長が抑えられたことを示すため、要注意です。

爪の状態から、体調を知る、健康チェックに使えます。一度自分の手と足の爪を見てはいかがですか?
2014-02-24