陶氏診療院

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経営指針発表会
帯広のアグリスシステムグループによる2025年度経営指針発表会が、4月4日に帯広プラザにて開催されました。

私は後半に、伊藤社長のお話を拝聴しました。子どもたちの未来のため、自給率向上のために、日本の米・麦・トウモロコシなどの生産を倍増させる計画や、無農薬の自然栽培を3000ヘクタールで展開する実験プロジェクトなど、日本の未来を担う企業としてのビジョンと努力が語られ、非常に感銘を受けました。

今年も、社長のご後援のもと、私の健康講演会を開催させていただきました。当初は90分の予定でしたが、社長の講演を30分短縮してくださり、合計120分の講演時間をいただきました。テーマは「病は気から 〜中国医学の哲学と日常健康生活〜」の第5弾です。

今回は、「次元」という切り口からお話ししました。現実世界(三次元)の問題を解決するには、四次元や多次元的な発想が必要です。そうすることで、簡単で効果的な健康法が見えてきます。西洋医学に頼っても、なかなか根本的な解決には至らないのが現実です。しかし、人類の進化の歴史を振り返ると、現代ほど病気の種類が多く、医療費が膨大になって社会経済を圧迫している時代はありませんでした。

医療だけでなく、農業などの産業も同様に、資本経済の中で効率を重視しすぎた結果、健康や環境の持続可能性を失いつつあります。アグリスシステムグループが目指している「低コストでの無農薬・有機栽培」は、まさにこの問題への答えであり、身体においても同様に、低コストで健康を維持することは可能です。

講演会では、昨年の学会で発表した「陶氏療法」の低コスト治療事例を紹介し、元気になった患者さんの動画も上映しました。参加者の皆さんが成果を実感してくださったようです。さらに、陰陽体質チェックを全員で実施し、「まず自分を知り、変わること」、そして「自分が変われば、周囲や環境も変わっていく」という流れをお伝えしました。

自然も、何もしなくても自己浄化する力を持っています。私たちの身体も、太陽のリズムに沿って生活し、歯の構造に基づいた主食と副食のバランスを守り、早寝早起き、過午不食(午後以降は食べない)を実践すれば、自然と健康が戻るのです。

「早くお爺さん・お婆さんになる」ような生活ではなく、「いつまでも若々しさを保つ」生き方を目指しましょう、とお話しさせていただきました。
2025-04-12