陶氏診療院

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西洋医学と中国医学の身体への視点の違い
西洋医学では、身体を観察する際、科学的な精神に則り、できるだけシンプルに、客観的に説明することを重視します。

例えば、体温や血圧を測定し、数値として身体の変化を表現します。また、心電図を記録し線で表示する、X線やCT、MRIなどで三次元の身体を二次元に変換して観察する、といった方法を用います。さらに、統一された基準に基づいて病名を決定し、マニュアル化された治療方針に従い、薬や手術を行います。

しかし、観察の次元を下げることで得られる情報量も減少します。そのため、こうしたデータのみでは身体の状態を完全に把握するには限界があると言えるでしょう。

それでは、中国医学の診察方法はどうでしょうか?

中国医学では、「望、聞、問、切」という基本的な診察法に加え、立体的に身体を捉えます。さらに、患者の生年月日や現在の症状だけでなく、過去・現在・未来といった時間の流れも考慮します。場合によっては、患者の両親や家族の背景、さらには先祖との因果関係まで含め、高次元の視点から症状を分析し、最適な治療法をオーダーメイドで提供します。

この二つの医学の方法は、ともに人類の健康を支えています。どちらが優れているかを議論するよりも、それぞれの治療の費用対効果を個々のケースで比較することが大切です。

中国医学は数千年の経験と歴史に基づく有用な治療法を多数持ち、西洋医学は近代の科学技術を活用し、緊急対応や短期間での生命救助に優れています。こうしたそれぞれの利点を適切に使い分ける総合的な医療システムを導入している中国の総合病院は、理想的な形態の一つと言えるでしょう。

あなたなら、健康のために西洋医学と中国医学をどのように活用しますか?
2025-04-03