陶氏診療院

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「回らない首が直った」(頚椎症)
3月18日、午後一番の患者さんとして、北海道大学の大学院博士課程に在籍する男子学生さんが来院しました。彼が初めて施療を受けた後、予約していた室蘭からの女性患者Sさん親子が到着し、若者に対して診療院の「宣伝」をしてくれました。

Sさんはその学生に、「施療は痛いけど、病気は治るのよ。隣にいる娘も以前、室蘭から来て、回らない首を施療で治してもらったの」と話しました。ただし、これは宣伝ではなく、あくまで事実だと強調していました(笑)。

そう言われて、私は思い出しました。今回Sさんと一緒に来たのは次女でした。診療院に通っていたことは覚えていましたが、具体的な症状はカルテを見ないと思い出せませんでした。お母さんの話を聞いて、ようやく思い出したのです。私がよく覚えているのはSさんの長女です。彼女は膠原病でステロイド剤をやめたくて、長期間にわたって通院し、元気を取り戻しました。現在は病院の栄養管理士として働いています。家族全員、何かあるとすぐに診療院を訪れてくれるのです。

Sさんは20年来の常連患者さんです。今回は正月に風邪を引いた後、腰痛になり、さらに背中も痛くて辛そうでした。施療後は元気を取り戻し、笑顔で帰っていきました。古くからの患者さんが今でも通ってくれることは、とても嬉しいことです。昔話をしながら、お互いに年を取ったことや、元気を保っていることを励まし合いました。「施療は痛いからあまり来たくない」と言いながらも、「また定期的に来てね(痛くなくなるから)」というやり取りが繰り広げられました。

初めて来院した若い学生さんも、これらの話を聞いて、きっと良い勉強になったことでしょう。
2025-03-25