陶氏診療院

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薬膳料理を通じて食と文化を学ぶ
札幌ユネスコ協会国際交流研修委員会が主催する「ユネスコ国際交流のつどい」が、3月16日(日)午後、エルプラザ(北8西3)の料理実習室で開催されました。

定員40名のところ、キャンセル待ちが出るほど多くの方にご参加いただきました。これまで、国際交流研修委員会が主催する「国際交流のつどい」では、日本、中国、イタリア、タイ、バングラデシュなど、各国の料理を通じて文化や習慣、健康について学び、深い交流を図ってきました。その結果、新たな会員も増え、活動の輪が広がっています。

今回は、日本本草薬膳学院札幌教室の講師であり、薬膳料理教室「茉莉花(まつりか)」を主宰する鎌田史枝先生をお招きし、薬膳料理を実習しました。メニューは「かぼちゃ白玉の豆乳ソース」「よもぎの蒸しケーキ」「薬膳茶」の3品です。

また、日本本草薬膳学院の学院長である辰巳洋先生も東京から駆けつけ、薬膳料理と中国医学に関するミニセミナーを開催してくださいました。料理を作る前に、薬膳料理の基本や中国医学の考え方を学ぶことができ、参加者の皆さんにとって貴重な体験となりました。薬膳料理を学んだ6,000人の卒業生が、普段の食材選びに対する意識を変えたように、私たちも「医食同源」の考え方に触れ、食べ物を通じて健康を目指す中国医学の真髄を理解することができました。

今回の集いには、学生やお子様を含む27名のゲストを含め、総勢41名が参加。コロナ禍で中止していた集いのパワーが一気に発揮され、大盛況のうちに終了しました。食を通じて健康を考え、健康を通じて世界の平和を願うユネスコの精神が、このような民間活動によってさらに広がり、多くの人々に共感と平和の輪が広がることを願っています。来年はメキシコ料理をテーマにした集いを計画しており、今から大きな期待が寄せられています。
2025-03-17