陶氏診療院

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北海道開拓の歴史を学び、未来を考える
3月10日、同友会札幌支部北地区会の3月オープン例会が、札幌エルプラザ3階大ホール(北区北8条西3丁目)で開催されました。講師には、(株)財界さっぽろの代表取締役社長・舟本秀男氏を迎え、「北海道をもっと良く知ろう——歴史を学び、未来を考える」と題した講演が行われ、同友会の会員80名が参加しました。

舟本氏は現在81歳。留萌高校を卒業後、小樽商科大学を経て、外資系IT企業で道内・東京・アメリカにわたり35年間勤務。その後、1999年に舟本流通研究室を設立し代表に就任。2003年には、北海道を拠点とする出版社「財界さっぽろ」の代表取締役社長に就任しました。月刊誌『財界さっぽろ』をはじめ、地域経済・政治・文化に関する情報を幅広く発信しながら、自社経営を通じて新たな価値の創造や地元企業との連携強化にも積極的に取り組んでいます。

今回の例会では、北海道開拓の歴史をテーマに、舟本氏の著作『北加伊道 六〇話』『開拓者の足跡を訪ねて』などを通じた知見が紹介されました。北海道の地域課題と経営課題を結びつけるヒントが得られる内容で、日本の歴史の一部としての北海道開拓、開拓者の精神、そして北海道の未来展望について、地球規模の視点から語られました。特に、開拓時代の北海道の厳しさを象徴する「風林水災」(強風・雑林・水害・各種災難)から、現代の「風林水菜」(風力発電・森林資源・清潔な水源・豊富な野菜)へと変化しつつあることに触れ、「令和の北海道移住」の推進についても話が及びました。

地元を再認識し、より高い視点から未来を考える——それが舟本氏の講演を通じた大きなメッセージでした。
2025-03-12