陶氏診療院

アクセスカウンター


過去ブログはこちらから
8
四歳児の道徳の知恵
最近、中国のショートビデオ(楊楊一家88)で、四歳児(幺弟)の答えが話題になっています。その答えは、大人でも感心するほど深いものでした。

男の子は、お父さんの質問に対して、冷静かつ分かりやすい例えを用いて、「体」(自性)と「用」(自性の顕現)という概念を使って、中国古典である「黄帝内経」と「傷寒論」のどちらが重要かという質問に答えることができました。

四歳児は、直接どちらが重要かとは言わず、哲学的な視点から「黄帝内経」と「傷寒論」の内容を分析しました。「黄帝内経」は生命と身体の全体を語るものであり、「傷寒論」は身体が病気になった時の治療法を教えるものです。「黄帝内経」は身体、つまり「体」を表し、それがあれば何にでも「用」いることができます。健康や病気、善治と悪事、様々な場面で活用できるのです。これは道徳との関係も同じで、「道」は人生の法則や指針であり、「徳」の「体」です。「徳」は「道」の「用」であり、道の顕現です。つまり、道が先にあり、徳はその後にあると言えるでしょう。

「体」と「用」の関係を理解したら、「黄帝内経」と「傷寒論」の重要性も自然に分かるでしょう。

ビデオのコメント欄には、「神童だ」、「老子の生まれ変わりだ」、「太乙真人の生まれ変わり」、「扁鵲(中国古代の名医)の生まれ変わり」といった声が寄せられていました。確かに、IQが高いという評価では収まらないほど、彼は神童と呼ぶにふさわしい存在でした。
2025-03-22