陶氏診療院

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脳脊髄液減少症
カテゴリー 陶氏療法
3月9日、米山記念奨学生修了式・カウンセラー感謝状授与式において、2018年に治療を受けた患者さんと再会しました。その際、患者さんは当時の脳脊髄液減少症が完治したことに感謝の言葉を述べてくれました。

この男性患者さんは当時44歳で、2月に転倒し、頭部に外傷を負い、肩の痛みもあって寝込んでいました。頭痛があり、起き上がると症状が悪化するものの、横になると痛みが和らぐ状態でした。脳神経外科で検査を受けましたが異常は見つからず、「肩こり」として対応されるのみでした。

患者さん自身も調べた結果、脳脊髄液減少症の可能性を疑い、ロータリーアンの紹介を通じて地方から札幌の陶氏診療院に通い始めました。

初回の施術後、首の突っ張りが取れ、頭のジンとした痛みも消え、睡眠がとれるようになりました。10日後の2回目の施術後には仕事に半日復帰し、食事も摂れるようになりました。4回の施術でほぼ症状が改善し、通常通り仕事ができるようになりました。

それから7年が経過し、現在彼は小学生のカウンセラーとして社会貢献を続け、受賞もされています。

陶氏診療院では、脳脊髄液減少症の患者さんをこれまでに数名治療しており、全員が完治に至っています。しかし、西洋医学ではいまだに確立された治療法がなく、さまざまな治療を試しても確実な効果が得られないのが現状です。多くの患者さんが後遺症に悩み、様々な相談支援センターや患者さん家族の会が支援を行っていますが、根本的な症状改善には至っていません。

脳脊髄液減少症は、外傷などによる神経組織の損傷により髄液が漏れることで発症しますが、その根本的な原因は「気」の流れの乱れにあると考えられます。中国医学の施療は「気」の流れを回復させることで髄液漏れを解消し、根本的に症状を改善させることができます。

中国医学の認識と施療方法は、脳脊髄液減少症の患者さんにとって非常に有効であることが臨床を通じて確認されています。
2025-03-14