陶氏診療院

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過去の責任と未来の責任
カテゴリー 生活の知恵
2015年12月7日ヤフーニュースで「巨大な穴にのみ込まれる町、ペルーの鉱山」の記事を見ました。

写真を見ると、人工で作った巨大な穴(縦1600メートル、横800メートル、深さ400メートル)のスケールがさすが400年歴史ある鉱山であると思いました。

記事の最後に、ペルーの鉱山鉛と亜鉛の採掘で、鉛中毒の子どもの血中鉛濃度が危険濃度の2倍以上の問題で、誰の責任かについて、書いていました。

「鉱山の所有権が、複雑な経緯を辿っているからだ。元は米国企業のセロデパスコ社は、1974年にペルー国営になった。それから25年にわたり、ペルー国営のセントロミン社が、不健全な経営を続ける。1999年、ボルカン鉱山社が6200万ドルで買収した。」今の鉱山責任者は中央政府の問題と言い、政府も鉱山側に最も多くの環境罰金を科せられたけど、その多くは支払われていないのが現状です。

過去のことについて、責任を追及するのは難しい問題です。しかし、現在住んでいる子供や住民の健康問題は、いち早く解決しないと、大変な問題になることは間違いないです。未来への責任は何か行動しないといけないでじょう。
ペルーの鉱山なように、経済と健康の問題は、世界各国が抱えていました。悲しい環境汚染の現状と裏に富を積んだ企業側、極端に別れた人類の社会の一面、これは人類の宿命かなあと思いながら、愚かな人類にもっと理想な生き方の知恵を求めたいです。
2015-12-11