陶氏診療院

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健康の選択
カテゴリー 生活の知恵
1月13日、成人の日に、札幌在住の70代男性患者さんが初診のため来院しました。

患者さんは1月8日にS状結腸がんと診断され、糖尿病と高血圧の持病があります。そのため、すぐには手術ができず、まずは糖尿病の治療のために明日から入院予定です。

3年前、患者さんの奥様は胃がんを患い、抗がん治療の効果が得られずにご逝去されました。お二人は金婚式を迎えており、奥様を失った悲しみは計り知れないものです。今回、自らが悪性腫瘍と診断され、「命に関わるか?」と尋ねたところ、医師から「関わる」との答えを聞き、3年前の妻の治療を思い出したそうです。そして、自分にも死が近づいていると感じたとのことでした。

そんな中、ゴルフ仲間が彼の話を聞き、自身の経験を伝えてくれました。その友人は過去に大腸がん術後の肝転移を経験し、西洋医学の抗がん治療を行わずに陶氏診療院での治療を受け、元気を取り戻したというのです。この話を聞いた患者さんは、すぐに電話をかけ、初診の予約をされました。

患者さんは元々西洋医学に対してあまり信頼を抱いておらず、高血圧や糖尿病の治療も現状維持が精一杯で、改善は見られなかったといいます。また、慢性腰痛を患っていましたが、以前お灸療法を受けたことで5年間も痛みが出なかったという経験もあります。3年前、奥様にも自然療法を勧めたものの、奥様は西洋医学を信頼し、治療を受けた結果、効果が得られず亡くなられたとのことでした。

今回は友人の勧めもあり、自然療法で健康を取り戻したいとの強い意志を持っており、初診時にお伝えした体質改善法を全て試してみる決意をされています。

健康の選択、たとえ夫婦で50年一緒に暮らしてきても、健康の選択においてその道筋は異なることもあります。今回、患者さんは自然療法を選びました。これからの治療が幸運をもたらすことを願っています。
2025-01-15