陶氏診療院

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薬害年表
カテゴリー 生活の知恵
中学生の子供の学習資料で、厚生労働省から配布された教材が目に入りました。「薬害ってなんだろう」、厚生労働省のHPでも閲覧ができます。

http://www.mhlw.go.jp/bunya/iyakuhin/yakugai/index.html

日本1950-1997での薬害年表がありました。

1948-49年 ジフテリア予防接種による健康被害【被害者】924人(死亡83人)
  ワクチンにジフテリア毒素が残っていました

1953-70年 キノホルム製剤によるスモンの発生【被害者】1万人以上 1979年和解

1958-62年 サリドマイドによる胎児の障害【被害者】約1000人

1959-75年 (マラリア治療薬)クロロキンによる網膜症

1970年頃~ 陣痛促進剤による被害【被害】胎児の死亡や重度の脳性麻痺、母親の死亡

1973年頃~ 解熱剤による四頭筋短縮症【被害者】約1万人

~1988年頃 血液製剤によるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染【被害者】1,400人以上

1989-93年 MMRワクチン接種による無菌性髄膜炎【被害者】約1,800人

~1997年頃 ヒト乾燥硬膜の使用によるプリオン感染症(クロイツフェルト・ヤコブ病)【被害者】141人

教材の学習のポイントは薬害の確認、共通点、被害者の事情、考えです。最後に国、製薬会社、医療従事者、社会制度の視点で、問題提起、どのような点を改善すれば良いかで終わりました。

薬害は人類自分で作った病気で、西洋医学の発想からの副製品です。薬に頼りすぎの結果と言っても、過言ではないです。西洋医学の進歩の犠牲者が減るため、治療より、予防の方に力を入れて、生活習慣、生活環境、健康意識などの教育ももっと重視する必要があるではないでしょうか?

被害額を入れれば、立派な資料として、発展途中国への指導することが出来、人類、地球にマイナス経験から、プラス貢献に転換できます。ただ、経験的な財産、時限があります。今使わないと、失効になり、日本政府がこれを気付きすることができるのか?
2012-06-26