陶氏診療院

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果物と健康の落とし穴
カテゴリー 生活の知恵
夏、果物天国の季節です。珍しい果物も、流通の便利により、食卓にも現れます。

果物、健康のイメージしかないけれど、自分の身体、季節に合わせて、果物の摂取に注意するべきです。間違ったら、健康被害を受けるのも、大変なことです。

果物と健康の落とし穴

1.「黄帝内経・素問」謂う:五穀為養、五果為助(五穀は五臓を養う、五果は五臓の働きを助ける)。果物は食品ですが、副食に属し、いくら美味しい、好きと言っても、主食にならないです。

2.果物は、ほとんど陰性の食品です。暑い夏、夏ばてや高温対策として、果物の良い働きに期待します。なつでも、陰性体質の人、五臓の疾患の患者、年寄りなど、果物の摂取を慎重に選ぶ必要があります。冬なら、制限が必要です。

3.果物は水分が多い(約80%)、糖分が多いから、糖尿病の方が、敬遠することも止むを得ないでしょう。ダイエットの人も、カロリー計算を丁寧にして欲しいです。果物農家の人が、スマートな人より、がっちり、太い人が多いではないでしょうか。メロン農家、飼った犬でも可愛い肥満体型でした。

4.果物はビタミンやミネラル成分が豊富ですが、種類と量から見ると、野菜と比べられないです。果物は野菜の変わりに、毎日食卓に出すことは、遠慮するべきではないでしょうか。種類限定する果物のみでは、ミネラルやビタミンの健康維持にも、有害かもしれないです。

5.身土不二の観点から見ると、旬の現地の果物が、いいです。地元以外の果物は、味見ならいいでしょう。輸入果物、距離を持った方が良いです。輸入果物、運送の環境、時間などの理由で、薬を使わざる得ないです。さらに、枝から離れた果物、分解変質が始まります。栄養価値も下がります。季節の外れた果物は、見るのはいいけれど、食べないほうがいいです。

6.五臓六腑の対応五果があります。肝臓・心臓・脾臓・肺臓・腎臓の対応する五果は李(スモモ)・杏(あんず)・棗(だいそう)・桃(もも)・栗(くり)です。陰陽五行の勉強により、自分の身体に合う様な果物の選択、あなたの健康をサポートします。人はそれぞれ体質により食事を選び、果物も同様で、正しく、楽しく摂取しましょう。
2012-08-17