陶氏診療院

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冷凍食品と健康
カテゴリー 生活の知恵
8/31、札幌で開催された日中食品科学工学研究交流シンポジウム、あるデータが参考になります。

世界の冷凍食品の事情で、年間一人当たりの消費量に大きな差があります。

近代便利な食品として、特に大量生産できるのは、冷凍食品です。食品業界がそれを発展レベルの計りとして、統計しております。

ダントツ一位はアメリカです。アメリカは30年前、生活習慣病が国財政を圧迫して、改善策を探しています。でも、改善がなかったから、病気の増加と冷凍食品の増加が、同じ右上がり傾向です。

アメリカ、広い土地、新鮮市場が人口の割には少ないかもしれないです。そのため、食糧を確保するため、冷凍食品の発想が出来たのは、分かるような気がします。

日本、人口密度が高い、新鮮市場が充実し、各家庭、生活環境に不自由がないほど便利でした。本当に冷凍庫がなくでも、生活できます。冷凍品の多さも、健康志向と相反するではないでしょうか。

中国の冷凍食品の消費量は少ない、あまり増えないで欲しいです。生命の循環から見ると、自然界の生命や、生命力が減る傾向があります。食品の加工、冷凍とも密接な関係があると思います。西洋医学の栄養学は、新鮮の食品と冷凍食品の栄養価値が同じに計算します。でも、動物に聞くと、違う答えが帰って来ました。新鮮な食材、生きている食物と冷凍品を比べると、間違いなく新鮮さと生きているものを選びます。

冷凍食品の消費と生活習慣病の発症と死亡率、参考にすると、食に対して、反省するべき点が出てくるでしょう。経済の為の食品と、健康の為の食品の概念が違うでしょう。未来がある食品業界の方向は、いかに人類が食べるべき食材の提供を工夫する事かと思います。
2012-09-04