陶氏診療院

アクセスカウンター


▼生活の知恵バックナンバー
過去ブログはこちらから
世論の恐ろしさ
カテゴリー 生活の知恵
2012年のノーベル医学生理学賞、山中伸弥氏の人工多能性幹細胞(iPS細胞)技術の説明、世論の盛り上げ、嬉しいことの反面、その恐ろしさも理解して欲しいです。

山中伸弥教授の「iPS細胞はがん細胞と紙一重」言葉通り、その技術を世界で評価するの喜びと同時に、問題点を直視しなければならないです。癌化のほかに、生命倫理について、もっとも重大な問題をクリアしなければならないです。

クローン技術から、生命に関する疑問が、いつでも人類の未来方向に影響しています。人類の自然進化、生命の単性生殖から、両性生殖まで進化の結果、動物の最高点、人類が誕生しました。でも、頭脳を持っている人類が、自然進化の方向を、逆戻り、単性生殖に挑戦する技術や実験は、生命倫理をクリアしてから進めても遅くないです。方向性は技術や実験より、もっとも大事ではないでしょうか。

今の日本の世論、iPS細胞の技術は、生命倫理問題をクリアしないまま、臨床応用の期待感が膨らみ、子供にまで根付きそうな世論が、とても恐ろしいです。300億の研究費投資、人気が取れるけれど、未確定の治療の研究投資より、人類が病気しない努力、医学のもう一本予防研究はどこに置きます、忘れて欲しくないです。

子供時の教育を思い出します。自分の幸せが他人の苦痛、不幸を土台にしてはいけないです。病気の発生を待って、治すより、病気にならないような正しい地球倫理を教えて欲しいです。
2012-10-13