陶氏診療院

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倫理をやってきて本当に良かった
カテゴリー 日本
11/29(木)、札幌第一ホテルで、第1356回札幌市倫理法人会モーニングセミナー、中村歯科医院院長・北海道倫理法人会監査、中村順三氏の「倫理をやってきて本当に良かった」講話がありました。

歯医者さんの中村先生、倫理をやってきて本当に良かったことは三点を語りました。

1.気付きと実践に学ぶ:気付いたら速行動し、迷ったらまずやります。失敗してもいいから、行動、実践に学びます。実践に学ぶで、トイレと診療室の掃除や、全てのことを感謝の礼(両親、太陽、水、部屋、洋服、周辺の人、物など)、今でも実践し続けています。

2.苦難を喜ぶ:苦難のない人はいない事、人生には必ず苦難が伴う、苦難はその時その場においての、生活の不自然さ、不適な心意(こころ)にたいして、これを変えてゆえば、その向こうには、自由な幸福世界が広がっていることを示してくれる門灯のようなもの、苦難は人をより善くし、より向上させるために起こる、苦難に直面した時→「これが良い」、苦難の奥には、明るい幸福の舞台が用意されていることを、自分の実践で、力強く語りました。

3.学ぶということ:「礼記」の中の「学記」の四焉(しえき)を用いて、学ぶの真髄を語りました。「故君子之學也、藏焉脩焉、息焉游焉。」「学記」の中に「四焉(えん)」という非常にいい格言があります。

「故君子之學也、藏焉脩焉、息焉游焉。」:君子の学におけるや、焉(これ)を蔵し、焉を修め、焉に息し、焉に遊ぶ、つまり学問というものは、これを体の中に蔵(入)して、それを修(整理)して、それを息(呼吸)と同じようにします。そうすると、ゆったりと無理がない、抵抗なしに「焉に遊ぶ」ことになります。

最後に、倫理はなぜ人を幸福にするのかをまとめました。それは利他の精神;これがよい;愛と感謝です。

1945年小樽生まれの中村先生、今年67歳、倫理歴21年、沢山の倫理体験が詰まっています。時間が足りないほど、早口でした。まだ来年も先生の話を聞きたいです。
2012-11-29