陶氏診療院

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人類は何時から晩御飯を食べ始めたか?①
カテゴリー 生活の知恵
中国の少食療法では、晩御飯を食べないことによって、沢山の疾病が治ったという報道がありました。では、人類が何時から晩御飯を食べるようになったでしょう。

漢民族は以前、晩御飯を食べる習慣がありませんでした。晩御飯を食べる人は「不良」と思われます。中国医学と仏教、みんな「過午不食」(午時過ぎると食事をしないこと)の言い伝えがありました。

中国の「過午不食」は食料の節約のためではなく、健康養生のためです。食事について、古代中国はさまざまな規定があります。もっとも重要な規定は「過午不食」です。

中国人が何時から、晩御飯を食べるようになったか、それは旧ソ連と関係があります。

1949年、新中国が誕生しました。国づくりの経験を持っていない共産党は、旧ソ連から、さまざまな分野の専門家たちの応援をいただきました。当時、旧ソ連の専門家の指示が、教科書のようなもので、すべての行動の基準になりました。

旧ソ連の専門家が、中国の二食(朝と昼)の生活習慣を見て、とても不思議と思い、毎日三食を推薦されました。三四三の食事バランスを推進しました。それは「科学飲食」と名づけ、全国で普及運動をしました。

大都市や工場で、食堂から、順調に実行しました。でも、中国の田舎が、農民たちが数千年の二食習慣で、なかなか変わらないです。その結果を見て、旧ソ連の専門家が怒りました。「愚かな中国農民」と批判し、人民公社を作って、三食無料で強制的に三食生活を実行しました。

60年前から、中国人の三食習慣がはじまり、今は定着しました。さらに、晩御飯が一日中、もっとも重要な食事になりました。中国人に合わない食事の習慣、さらに他の不健康な生活習慣と合わせ、中国人の生活習慣病が先進国に追いつき、超える勢いがあります。

私は上海出身です。生まれた時から周りは三食でした。人間が三食食べることは常識と思いました。小学校時、父は技術指導で、中国の内地河南省新郷市に数年間仕事をしていました。小学校一年生時の冬休み、私は父が働いていた工場で、父と一緒に過ごしました。新郷市工場と周辺は二食で、びっくりしました。でも、すぐ慣れて、違和感もなかったです。いまでも、中国田舎で二食の習慣を守るところがあります。お寺のお坊さんが二食なのは多いです。

以上の話が、6/13さっぽろ村ラジオ「ジャンボとクリッパのジャンクリ珍道中」生出演時、「腸をいじめないで!!」の話題での話でした。6/27、午後2時40分ごろ、同じ番組で、中継取材が陶氏診療院に来ます。生出演が来月の25日です。
2013-06-14