2009年3月、厚生労働省研究班（主任研究者＝津金昌一郎・国立がんセンター予防研究部長）は10日、高血糖や肥満などメタボリック症候群の関連要因を抱えている人について、肝臓がんにかかるリスクが2倍以上に高まるとの大規模疫学調査の結果を発表しました。

昨日（2013年6月27日）毎日新聞に、「肝臓がん：腸内細菌増殖で発症しやすい　がん研究所」の報道がありました。肥満で増える腸内細菌が、肝臓がん発症に関与することが、がん研究会がん研究所（東京都江東区）などの研究チームがマウスの実験で確認し、２６日付の英科学誌ネイチャー（電子版）に発表しました。

人間も同じ仕組みで肝がんを発症するケースが考えられ、研究チームは「腸内細菌の増殖を抑制すれば、肝がんの発症予防につながる可能性がある」と話しました。

肥満、脂肪が溜まる、脂肪ーしぼうー死亡、まさか発音の通り、肥満が死亡しやすい臨床調査が、動物実験で証明されました。科学はその時点で、説明任務に完璧に達成しました。西洋医学は、臨床の発生した症状を、動物実験で、分かりやすいメカニズムが解明される事、とても参考になります。

しかし、動物実験での一部のデーターで薬や健康成分の効果を人間に直接指導することは、抵抗があります。

肥満と言う基準は肥満指数（ＢＭＩ指数）＝体重（kg）÷身長（ｍ）÷身長（ｍ）です。ＢＭＩ指数は25以上になると、肥満と診断されます。

判定 やせ 　　普通　　肥満度1　肥満度2 肥満度3 　肥満度4
ＢＭＩ 18.5未満　18.5～25　25～30　　30～35 35～40 　40以上

ＢＭＩ指数が「22」のときが最も病気になりにくいことがわかっています。