陶氏診療院

アクセスカウンター


▼生活の知恵バックナンバー
過去ブログはこちらから
FFCパイロゲンの威力
カテゴリー 生活の知恵
高齢者の事故は70%以上が住宅内で発生します。「住宅内の事故のうち、65歳以上の事故が多く発生した場所は居室が45.0%で最も多く、次いで階段が18.7%、台所・食堂が17.0%、玄関が5.2%、洗面所が2.9%、風呂場が2.5%、廊下が2.2%、トイレが1.5%となっています。(健康長寿ネットより)」。この統計に基づくと、高齢者にとっては住宅内での事故防止が重要です。

私は還暦に達したばかりで、高齢者には縁がないと思っていましたが、先日(1/16火曜日)、自宅で転倒事故に遭遇しました。幸いなことに、自ら適切な救急対応をして、無事に乗り越えましたが、この経験から得た教訓と良かったことを共有しましょう。

教訓として、夜7時過ぎ、妻から札幌駅を迎えに来てほしいとの電話を受け、パソコンを閲覧中でしたが、すぐに電気を消して外出しようとしました。電気が消えた瞬間、目の前が真っ暗になりました(若い頃はすぐに慣れていたのに)。流しの前の通路を通過中、昼に置いた1.5L12本の飲料水が入った段ボールに両足を引っかけてしまい、勢いで前に転倒しました。何とか止めようとして左手で支えを探していた際、右前の冷蔵庫の角にぶつかり、右腕の尺骨側の皮膚に擦り傷ができました。転倒の勢いを抑えつつも、右手が床に当たり、打撲傷を負いました。右座骨側も硬い段ボールに打撲され、非常に痛みました。頭は下、身体は段ボールの上で一瞬スキーで転んだような状態で、なかなか起き上がれませんでした。やっと起き上がったときには、右腕の尺骨側の皮膚が擦り傷で血だらけであることに後で気づきました。すぐにFFCパイロゲンのアトマイザーを探し、痛む右手で一プシュッと吹きかけ、サランラップを使って右座骨側の擦り傷にFFCパイロゲン湿布を貼り、最後に右腕を見てみると、血だらけでした。急いでFFCパイロゲン湿布を貼り、一瞬で痛みが和らぎ、出血も止まりました。そのままで妻に迎えに来てもらいました。通路に荷物を置かないことや暗い環境を慣れてから歩くは教訓です。

夜9時にはお風呂に入り、幸い痛みはなくなりました。擦り傷の炎症も抑えられ、皮膚を剥いた部分は真っ赤で、周囲は通常の皮膚色となり、まるで島のようでした。最も心配なのは、ケガで翌日腕が動かなくなり、診療に支障が出た場合です。寝るときに右太ももの座骨周辺が痛み、下に寝返りが打てない状態です。FFCパイロゲン湿布を貼って眠りましたが、翌日も腕には痛みがありました。施療には大きな影響がなかったため、安心しましたが、金曜日の夜に参加したバドミントンでは腕の動きが悪く、ほぼすべての試合に負けてしまいました。日曜日のバドミントンも本調子になりませんでした。

毎日、FFCパイロゲン湿布を傷に貼り、傷口が早く修復され、かさぶたができずに癒着していく様子を目の当たりにしました。右座骨外の皮膚には青疸が現れ、当初の内出血の酷さを示しています。FFCパイロゲン湿布のおかげで、それ以上の出血や損傷が防がれました。毎日患者さんが訪れ、腕の傷を見せると皆驚き、同時にFFCパイロゲン湿布の細胞修復の威力に感心しました。
2024-01-24