陶氏診療院

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リハビリのコツ
カテゴリー 生活の知恵
86歳の母は先日鎖骨と恥骨を骨折して、一か月入院手術治療後、退院しました。痛みを乗り越えるため、一生懸命入院中、病院の廊下で補行器を利用して、歩いていました。帰宅後、診療院中のミニ卓球をして、だんだん動きが戻りました。

意外に弱くなったのは父でした。一か月通訳兼療養の入院で、階段も登らないから、帰宅後、卓球もする力がないと言い出しました。それでも、調子がいい時に、卓球に誘い、一度始まったら、しばらく動きが戻り、現在も毎日することにしておりました。

75歳の女性肝臓がん再発患者さん、骨に転移して、放射線治療を受けました。痛みが取れたけど、長い時間の寝たきりで、下肢浮腫になりました。毎週施療をしたところ、リハビリの指導もしました。トイレに行く時や昼の室内の移動、なるべく歩くようにして、本人の努力で、毎週会う度に、浮腫みも減り、動きも良くなりました。

診療院に通った80歳の男性膵臓がん患者さん、週二回で余市から通ってきました。移動や施療前後の準備、リハビリとして、奥さんもなるべく手を出さないで、横で見守っていました。だんだん動きも良くなり、本人も自信が増えました。

生活中の動き、リハビリとして、毎日積み重なると、必要な運動機能も戻りやすいです。単純の手足の動きではなく、日常生活中の行動は、最高のリハビリとして、生体機能の有効回復にも促進し、介護する家族としても、助かるでしょう。

老いと楽しく付き合いましょう。
2023-07-25