陶氏診療院

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本末転倒の本末由来
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漢字の「木」、樹(き)、樹木(じゅもく)とも言います。木は最も古い象形文字の代表で、木の文字を見ると、文字作る人の目線と視野が分かりました。木は樹の形で、真ん中の縦一筆、上のは樹の幹、下のは根の主根、横の一筆は本来上に向いて、左右伸びる枝、左右二筆は根本です。

ここに、木の文字に、上の部分は一点を足すと、木は末になり、木の枝葉、末端、末節になります。木の文字に、下の部分は一点を足すと、木は本になり、根の根本です。木を植える時、根本は下に、枝の末端は上に置きます。ある方は、木のことを知らないで、植える時に、根本は上に、末端は下に植えました。勿論、木は生きることができませんでした。木を生かすことができない植木のことを本末転倒といい、今は物事の根本的なことと、些細なことを取り違えることであることに使います。

物事の本末はしっかり理解することで、本末転倒にはならないでしょう。

新型コロナウイルス流行の社会問題を言い換えれば、病原菌のウイルスを隔離すれば、感染流行を終息になります。経済優先する対策では、感染流行の終息にはならないでしょう。なんとなく、本末転倒ではないでしょうか?
2021-03-28