陶氏診療院

アクセスカウンター


▼陶氏療法バックナンバー
過去ブログはこちらから
鍼灸療法~鍼灸を科学的に解釈する~
カテゴリー 陶氏療法
日本統合医療学会(IMJ)北海道支部、今年度11回目の勉強会のテーマは【鍼灸】です。2020年2月12日響きの杜クリニック2Fひびきホール(札幌市中央区南2条西27丁目1-9)で、二本松明 先生(北海道鍼灸専門学校副校長)の講演会はとても勉強になりました。

二本松先生は日本鍼灸のはじめ、管鍼の由来から、鍼灸治療を紹介しました。鍼灸療法では、疼痛や筋緊張の緩和、内臓機能の調節などの作用を目的として治療を行うことがあり、これからの鍼灸治療においては、基礎研究での最新の知見をもとに臨床の現場での治療方法を構築するという橋渡しや、臨床効果のメカニズムを基礎研究で説明するといういわゆる橋渡しが必要となり、たくさんの研究論文と先生自身の研究を含め、科学的な根拠を説明しました。

鍼灸療法はNK(ナチュラルキラー細胞)の活性化、脳血流、患部血流増加、胃腸の過敏運動を抑え、気管支喘息患者鍼治療後、Th1/Th2バランスを変調させ気化し喘息の症状の改善に関与する、さまざまな研究結果を紹介しました。

鍼灸の効果から見ると、人間の身体の自然治癒力の凄さ、我々身体のパワーを発揮していないこと、副作用なしで簡単に身体が正常に戻ること、大変勉強と自信にもなりました。
2020-02-14