陶氏診療院

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チョコレート・男の子・アトピー
カテゴリー 生活の知恵
JALグループ機内誌スカイワード2013.12号で、ある写真に目が止めました。

「美味しいチョコレートが紡ぐ笑顔と幸せ、ベルギーの甘~い生活」の文章の、一ページ移った「真剣にチョコレートを選ぶ男の子。悩んだ末、パンダの棒付きチョコ一つを買い上げ。」と説明付、ベルギーの可愛い男の子をいました。しかし注目してほしい部分は、四枚コインを持っている両手にアトピー皮膚炎で可哀相な指先になっているということです。そこまで、アトピーが出るのは、一日二日で甘~い物を食べているでは済まないのです。

「世界的に有名なショコラトリーが軒を連ねるベルギーの首都・ブリュッセル。街角のカフェではカップルがホットチョコレートを楽しみ、学校の子どもたちはランチボックスに添えられたチョコレートバーを頬張り、パパとママは週末にドライブがてら、郊外へ出掛け、美味しいショコラトリーを探す――。ここは、そんな素敵な国。老若男女がその美味しさを日々楽しむ街で、笑顔をつくり出す甘~い幸せを探す、そんな旅へ出掛けました。」と紹介分もタイトルの下についていました。

ベルギー国民ひとり当たりが一年にやく9キログラムものチョコレートを食べます。コーヒーを頼めば必ず小さな板チョコが添えられ、チョコを消費しています。日本は一年2キロも食べないです。

チョコレートの原料はカカオ豆で、ベルギーが各国から厳選されたカカオ豆を輸入・加工し、プラリーヌ作りに不可欠な、カカオバター含有量が高く口当たりのいいコーティング用チョコレート「クーベルチュール」を製造しています。

チョコレートは確かにビタミンやミネラルを豊富に含み、リラックス効果をもたらすものだと言います。でも、こともが食べ過ぎると、鼻血が出ます。それでもベルギーの人々は「子どもに量を制限する親?まず聞かないわ」とこたえるほど、チョコレートが好きです。今は健康のため、甘すぎず、苦すぎないベルギーチョコレートの伝統は踏まえつつ、フルーツ、ハーブ、紅茶のほか、唐辛子、コショウ、カレーパウダーなど通常スイーツには用いない食材も大胆に組み合わせます。

可愛い男の子、両手のアトピーが、美味しいチョコレートのせいではないことを祈ります。
2013-12-31