陶氏診療院

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多動性障害の子供と玄米食
カテゴリー 生活の知恵
「日本人は何を食べて今の文化を築いてきたか」というテーマで、星澤幸子先生の講演を拝聴し、多くのことに感銘を受けました。

元禄時代の日本の食事を振り返ると、主食には玄米や雑穀が用いられ、副菜として野菜、海藻類、豆類、魚介類などが食卓に並んでいました。玄米や雑穀で不足しがちな栄養素を副菜で補い、バランスの取れた食事が実践されていました。この米文化が、日本人の元気の「氣」の源となっていたのです。

厚生労働省が発表した平成30年の人口動態統計によれば、出生数は91.8万人で過去最少を記録し、3年連続で100万人を下回りました。昭和35年から平成28年までの間の米の一人当たり年間消費量と出生数の推移には類似点があり、それらを比較したグラフを作成すると、昭和37年度に118.3kg(年間一人当たり)をピークに米の消費量が減少していることが分かります。この減少傾向は、出生数の減少と軌を一にしており、現在まで続いています。

さらに、米を食べる中でも玄米を選ぶ人の割合も減少しました。しかし、星澤先生の食育の現場では、多動性障害を持つ子供に玄米を勧めたところ、母親から「子供が落ち着いて食事ができるようになった」との報告を受けたそうです。玄米が健康に与える影響の大切さが改めて感じられます。

2013年12月4日、「和食;日本人の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されました。日本人の健康や繁栄、日本の伝統食文化には、主食である玄米が深く関わっています。今一度玄米を主食として取り入れ、美味しく食べることが求められる時代です。

おすすめは、陶氏療法で提案されている発芽発酵玄米ご飯です。このご飯は、簡単に調理でき、美味しいうえに消化にも優れ、栄養満点です。発芽発酵玄米ご飯を楽しむ人々は、肌が美しく健康であることを自慢にするほどだといいます。

年末を迎え、主食を見直し、新しい年を健康に迎える準備をしてみませんか。発芽発酵玄米ご飯を取り入れることで、来年も健康的な一年をスタートし、充実した人生を開いていきましょう。
2024-12-27