陶氏診療院

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「着物業界の過去 現在 未来と仕事の楽しみ方」
カテゴリー 日本
5月17日札幌市倫理法人会第1623回経営者モーニングセミナーは、講師に島屋三代目店長島崎拳氏をお迎えして、テーマ「着物業界の過去 現在 未来と仕事の楽しみ方」にてご講話いただきました。

子供時代、108歳の曾お爺さん、家族8人と一緒に生活していた島崎講師は札幌生まれ、父は滋賀県、母は北海道で、島崎講師は自称ハーフです(笑)。学生時代から、多種多様の趣味で、かつて大食いコンテストも参加経験がありました。幼児期は記憶に残ってないけど踏切ボーイと呼ばれていました。小学校から高校まで、学校は皆勤し、四世帯生活して、曽お爺さんの話が良く聞かれ、元気な学生時代を過ごしました。大学時も、アルバイトして、時給450円の時でも、17万円まで溜まることがありました。

大学卒業して、アメリカワシントン州シアトルにいるお婆さんの妹の処に行った時、外国学生と交流し、英語と自分の日本民族衣装の必要性が感じ、就職会社内定をやめ、留学しました。留学中も東京の会社の入社誘いも断って、お婆さん好きな宝石の影響で、帰国後宝石社さんに勤め、宝石のデザインするまで、楽しい仕事を経験しました。偶にお婆さん創業した呉服の店に行く時、常連客から「いつ店に戻るか?みんなが楽しみに期待している。」と聞いて、島呉服屋店継ぐ意識が生まれました。

ジュエリー関係の仕事を就職終了後、平成6年創業80周年の島呉服屋店入社しました。衰退業の時代に仕事をしても、お客さんのあいさつ回り、ことごとく断れました。それでも、本やネットでは絶対に分からない全国の工房を巡り、職人の想いに感動して、それをお客さんに伝えて、着物の文化をお客さんと共に楽しみにしています。

四年前、両親が倒れ、店を閉めることを考えるが、初代創業のお婆さん、両親から育てたお客や取引先の人の情を受けて、自己流の仕事の楽しみ方、職人様の手仕事に感謝し、着物(ゆかた)を楽しむ、染め、織り、柄の意味など日本誇りである文化を伝えていない方々に伝え、今は店に客から客を呼び、楽しい社交の場にもなっている和気あいあい雰囲気になりました。着物は遠い存在ではなく、男性でも一分間着れると言った島 崎講師は、kimono男子の‟バカボンにならないための男の着付け講座”1コイン開催しています。

島崎講師は平成29年北海道きもの振興会会長で就任し、着物を通じて、日本文化を伝承する一人として、楽しい仕事をしている姿がとても魅力的でした。

今日の参加者48名48社、女性18名でした。
2018-05-18