陶氏診療院

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がん予防のための推奨10ヶ条
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世界がん研究基金によるがん予防の勧告が2007年発表されました。グローバルな立場から、がん予防のための提言を行う目的で、1997年に4500以上の研究を元に、「食べもの、栄養とがん予防」 が報告されました。2007年11月1日、世界がん研究基金とアメリカがん研究協会によって7000以上の研究を根拠に「食べもの、栄養、運動とがん予防」の10ヶ条が報告されていますが、日本において、経済と関わるからかもしれないですが、公的な場所で、あまり知らせていないのが現状です。

国が経済優先する気持ちが分からなくないですが、個人としては経済より健康優先するはずです。3月2日、日本統合医療学会看護部会北海道地区研究会公開セミナーで、日本統合医療学会北海道支部長の藤井義博先生(藤女子大学副学長)「食と統合医療」の講演で、宮沢賢治の生活法と世界がん研究基金/米国がん研究財団報告書の「がん予防のための推奨10ヶ条」を紹介し、統合医療の価値を強調しました。

がん予防のための推奨10ヶ条
1.体脂肪状態:体重の正常範囲において可能な限り脂肪を少なくせよ。
2.身体活動:日常生活の一部として身体的に活発であれ。
3.体重増加に働く食品と飲料:エネルギー密度の高い食品は摂取制限せよ、砂糖入り飲料は飲まないように。
4.植物性食品:主に植物由来の食品を摂取せよ。
5.動物性食品:(白肉ではなく)赤肉は摂取制限し、加工肉製品は摂らないように。
6.アルコール飲料:アルコール飲料は制限せよ。
7.保存・加工・調理:食塩は摂取制限せよ、カビの生えた穀物類や豆類は摂らないように。
8.サプリメント:食事だけで栄養必要量を満たすように。
9.授乳:母親は母乳を飲ませよ、赤ちゃんは母乳で育てられるように。
10.がん経験者:がん予防の推奨に従うように。

生活習慣病予防より、がん予防のほうが耳に入りやすいと藤井先生が言いました。健康の未来のため、参考にしましょう。
2014-03-04