陶氏診療院

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一人前の医者
カテゴリー 生活の知恵
医者はいつ一人前になりますか?

自分が医者と言われたのは、医学大学最後の一年間実習からです。年は23歳でした。しかし、学校も卒業していない自分は医者と言われても、本当に一人前の医者になっていますか?

良く飛行機や交通手段移動する時の公の場合、急病患者が現し、アナウンサーや添乗員から、「医者がいませんか?」と呼びかけ声が聴いたことがありませんか?

公の場合、医者と言われた人は、一人前の医者でしょう。どんな病気でも対応できる医者と思います。しかし、自分は上海の病院では肝臓専門医として、六年間勤め ていました。専門の知識だけでは、一人前の医者にはなっていないでしょう。

一人前の医者は縦軸と横軸の意味があるでしょう。縦軸は人生の生まれから死亡まで、横軸は様々な年齢の様々な病気を知ることでしょう。

医学勉強してから、医学の目線で自分の身体のことを観察初め、やっと実践が始まりました。18歳入学時を数えると、今までの自分の体験が理解できるところがありました。それは縦軸の真ん中しかないでしょう。結婚して、男の子と女の子が生まれ、今は18歳になったから、やっと医学の目線で、生まれてから18歳までの生命の観察ができました。さらにお爺さんは80歳で亡くなり両親は今82歳になっている から、 82歳までの生命活動をよく理解できただけでしょう。これからも生命観察が必要です。

患者さんには95歳までの方がいるけど、患者さんの観察は単編的で、情報量が不十分でしょう。今は父に頼んで、100歳まで元気で生きてほしいです。もし、父が無事100歳まで元気で生きても、その時、自分は70歳になり、やっと縦軸意味の一人前の医者になったでしょう。あと18年間がかかりますね。

医者の横軸の医療経験はきりがないほど幅が広いです。以前の肝臓専門医の知識では、とても足りないです。幸いに大学卒業時、戦場にも行った事があるし、今の診療は子供から年寄りまで、様々な病気を持っている患者がいるほど、医療経験を幅広くできるようになりました。

一人前の医者になることは大変ですね。立派な一人前の医者になるように、あと18年間しっかり頑張ります。
2016-09-10