陶氏診療院

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診察と診断
カテゴリー 生活の知恵
最近、50歳の女性が顔面神経麻痺で診療に来ました。

去年も仕事の忙しさとストレスで、一度右顔面神経麻痺をしました。今年11月はまた顔がぴくぴくして、口も斜めになり、今度は左顔面麻痺になりました。

去年は病院の診療で、プロドニー一日60㎎を投薬されて、しばらく悪化して、診療院に来ました。一か月で完治しました。今回も病院で同じ薬が出されました。すぐ診療院に相談したけど、プロドニーの効果は前回にはなかったから、副作用を考えると、やめた方がいいと助言しました。ただ、病院から出た薬だから、患者自身は勝手に変更しずらいです。患者に最低量で飲むように話したら、やっと減りました。四日後ウイルス感染の原因が分かり、プロドニーをやめることになりました。実はウイルスや細菌感染の場合、プロドニーは逆効果で、感染が広がる心配があります。プロドニーは早く中断してよかったです。

病院では、ゆっくり診察ができなくて、以前の病歴、治療の経過を聞く時間がないし、当時脳腫瘍ではないかと検査を薦められ、最後に発作の場所が違うから、進まなかったです。

現代病院の診察は時間がないから、間違った判断が増えることは間違いないです。それについて無駄な医療費や患者の負担も増えるでしょう。ぜひ自分の信頼できる主治医を見つけて、相談しながら、検査や投薬に対応してほしいです。
2015-11-23