陶氏診療院

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「日本の賢者の食事」
カテゴリー 日本
4月30日札幌市倫理法人会第1475回経営者モーニングセミナーは、講師に札幌中央倫理法人会会長、星澤クッキングスタジオ主宰星澤幸子氏をお迎えして、テーマ「日本の賢者の食事」にてご講話いただきました。

料理家の星澤先生は、「今から始めないと遅い」から、「日本の賢者の食事」を教えました。

まずは西洋の哲学者ヒポクラテスは菜食者です。60歳で結婚、92歳まで活躍していました。ヒポクラテスの食事はデトックスの事を考えて作られました。古代ギリシアなどの哲学者はベジタリアンが多いです。

日本では、道元禅師の「五観の偈(ごかんのげ)」*(主に禅宗において食事の前に唱えられる偈文)は有名です。感謝から反省、食も修行と認識して、精進します。

弘法大師・空海の「生身供」(そうしんく)を紹介され、質素な食材で作られた菜食です。

次に、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」を紹介され、「一日玄米四合、味噌と少しの野菜を食べ・・・」、伝統的な菜食者です。

水野南北の「相法極意終身録」**も紹介され、自分に合う食事を選ぶことはとても重要と教えられました。

最後に天海僧正(徳川三代に仕えた僧侶)の素晴らしい食事の心得を紹介しました。「気は長く、勤めは堅く、色薄く、食細くして、心広かれ」、100歳超える長寿の秘訣にヒントがあるでしょう。

星澤先生は最後に「自分の命のため、食を考え、それから仕事したらいいじゃない」と料理研究家らしいコメントを残しました。

*「五観の偈(ごかんのげ)」偈文:食事の際のお唱え
一 計功多少 量彼来処 : 功の多少を計り彼(か)の来処(らいしょ)を量(はか)る。
二 忖己德行 全缺應供 : 己が徳行(とくぎょう)の全欠を[と]忖(はか)って供(く)に応ず。
三 防心離過 貪等為宗 : 心を防ぎ過(とが)を離るることは貪等(とんとう)を宗(しゅう)とす。
四 正事良薬 為療形枯 : 正に良薬を事とすることは形枯(ぎょうこ)を療(りょう)ぜんが為なり。
五 為成道業 因受此食 : 成道(じょうどう)の為の故に今この食(じき)を受く。
**「相法極意終身録」
(1) 運命の吉凶は食で決まる。

(2) 粗食の者は貧相でも幸運をつかむ。

(3) 粗食でも、ときに大食すれば大凶。

(4) 食事時間が不規則な者は吉相でも運勢は凶。
(5) 少食の者には死病の苦しみや長患いがない。
(6)大いに成功、発展する相があっても、その相どうりに行かないこともある。

(7)美食を続けると消化器系の病気になる。
(8) 肉体労働舎は大食をしてもよい。

(9)乱心(精神病)の相があっても、食を定めている者には、乱心が生じない。

(10)人格は飲食の慎みによって決まる。

(11)酒肉を多く食べて太っている者は、生涯出世栄達なし。

(12)高齢者の肉食は害が少ない。
今日の参加者47名44社にち女性14名でした。
2015-04-30