
2025-02-22
マレーシアの旅⑧観光スポット
2025-02-21
マレーシアの旅⑦時差と日の出
2025-02-20
マレーシアの旅⑥人口と交通・民族と宗教
2025-02-19
マレーシアの旅④中国伝統整体「鉄打(てつだ)」を体験
2025-02-18
マレーシアの旅③ 初めての東南アジア講演
2025-02-17
マレーシアの旅②初めての「撈生」(ローヘイ)を体験
2025-02-16
マレーシアの旅①機内食
2025-02-15
掃雪と除雪
2025-02-14
診療院のシンビジウム
2025-02-13
「DeepSeek」と「ChatGPT」
2025-02-12
第9回冬季アジア大会のテクノロジー
2025-02-11
建国記念日と紀元節
2025-02-10
中国旧正月における記録更新と感想
2025-02-09
健康長寿の第一歩・良い睡眠のコツ
2025-02-08
人生の助っ人(Life Heipers)

過去ブログはこちらから
4
マレーシアの旅⑥人口と交通・民族と宗教
マレーシアの面積は日本の約9割ですが、人口は3,470万人と日本より少なめです。しかし、首都圏クアラルンプールには約880万人が集中しています。見た目には道路インフラが整っており、5車線の高速道路もありますが、首都圏ではラッシュ時の渋滞が日常茶飯事です。
私がマレーシアに到着したのは14日(金曜日)。クアラルンプールに夕方17時に着きましたが、通常40分ほどの移動に1時間半以上かかりました。さらに、帰国する18日(火曜日)の夜20時でも、大雨の影響で空港へ向かう高速道路が時速20kmほどしか出せない状態でした。
市内の人々の収入と物価は日本の8割以下程度で、人口の69%は29歳以下の若者です。クアラルンプールと千歳を結ぶ直行便の乗客の8〜9割もマレーシアの若者でした。街は活気にあふれ、特に驚いたのは、中心部の繁華街にある屋台の賑わいです。夜11時がピークで、深夜2時まで活気が続いていました。現在は雨季で、日の出は7時半、日の入りも19時半頃。そのため、早起きの習慣よりも、午前11時頃から若者の活動が本格化するようです。
人口の一極集中は交通渋滞と関係があるでしょう。しかし、現地の人々はそれに慣れているのか、焦る様子はあまり見られませんでした。
多宗教社会の調和でした。最も驚いたのは、多宗教が共存する平和な社会でした。イスラム教が国教であり、マレー系を中心に広く信仰されています。中国系は仏教、インド系はヒンドゥー教徒が多く、イギリス植民地時代の影響でキリスト教徒もいます。2010年の国勢調査によると、宗教の割合は以下の通りです。
イスラム教:61.3%、仏教:19.8%、キリスト教:9.2%、ヒンドゥー教:6.3%、中国民俗宗教:1.3%、その他:2.1%。この構成比は、ほぼ民族人口比を反映しています。人々は互いの信仰を尊重し、食習慣や生活習慣に関してもトラブルなく、寛容な社会を築いています。宗教対立が多い現代において、マレーシアは多民族・多宗教共存の見本といえるでしょう。
言語と教育の多様性について、私はこれまでマレーシアの留学生と交流する機会がありましたが、実際に訪れてみると、それまでのイメージが大きく変わりました。現地の人々はとても親切で、国語はマレー語、準公用語として英語が広く使われています。さらに、各民族はそれぞれの母語も話します。例えば、中国系の人々は中国語に加えて、広東語や福建語などの方言も話します。こうした高い語学力の影響もあり、マレーシアのパスポートは非常に価値が高く、査証なしで渡航できる国の数は世界5位にランクインしています。(ちなみに、シンガポールは1位、日本は2位)
今回の5日間の旅は、とても勉強になりました。
私がマレーシアに到着したのは14日(金曜日)。クアラルンプールに夕方17時に着きましたが、通常40分ほどの移動に1時間半以上かかりました。さらに、帰国する18日(火曜日)の夜20時でも、大雨の影響で空港へ向かう高速道路が時速20kmほどしか出せない状態でした。
市内の人々の収入と物価は日本の8割以下程度で、人口の69%は29歳以下の若者です。クアラルンプールと千歳を結ぶ直行便の乗客の8〜9割もマレーシアの若者でした。街は活気にあふれ、特に驚いたのは、中心部の繁華街にある屋台の賑わいです。夜11時がピークで、深夜2時まで活気が続いていました。現在は雨季で、日の出は7時半、日の入りも19時半頃。そのため、早起きの習慣よりも、午前11時頃から若者の活動が本格化するようです。
人口の一極集中は交通渋滞と関係があるでしょう。しかし、現地の人々はそれに慣れているのか、焦る様子はあまり見られませんでした。
多宗教社会の調和でした。最も驚いたのは、多宗教が共存する平和な社会でした。イスラム教が国教であり、マレー系を中心に広く信仰されています。中国系は仏教、インド系はヒンドゥー教徒が多く、イギリス植民地時代の影響でキリスト教徒もいます。2010年の国勢調査によると、宗教の割合は以下の通りです。
イスラム教:61.3%、仏教:19.8%、キリスト教:9.2%、ヒンドゥー教:6.3%、中国民俗宗教:1.3%、その他:2.1%。この構成比は、ほぼ民族人口比を反映しています。人々は互いの信仰を尊重し、食習慣や生活習慣に関してもトラブルなく、寛容な社会を築いています。宗教対立が多い現代において、マレーシアは多民族・多宗教共存の見本といえるでしょう。
言語と教育の多様性について、私はこれまでマレーシアの留学生と交流する機会がありましたが、実際に訪れてみると、それまでのイメージが大きく変わりました。現地の人々はとても親切で、国語はマレー語、準公用語として英語が広く使われています。さらに、各民族はそれぞれの母語も話します。例えば、中国系の人々は中国語に加えて、広東語や福建語などの方言も話します。こうした高い語学力の影響もあり、マレーシアのパスポートは非常に価値が高く、査証なしで渡航できる国の数は世界5位にランクインしています。(ちなみに、シンガポールは1位、日本は2位)
今回の5日間の旅は、とても勉強になりました。

2025-02-20