陶氏診療院

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マレーシアの旅②初めての「撈生」(ローヘイ)を体験
1月15日、旧正月の18日目です。初めてのマレーシアでの健康講演会の後、主催したマレーシア米山学友会の総会の前に、皆で昼食をとりました。その際、マレーシアの正月の伝統行事である「撈生」を行いました。

用意された刺身が入ったちらし寿司のような具材が揃ったお盆に、皆が箸を手に取り、掛け声を合わせて料理を持ち上げ、食材を混ぜ合わせました。

マレーシアの「撈生」では、1から10までの数字を使った掛け声がよく使われます。それぞれの数字には縁起の良い意味があり、新年の幸運や繁栄を願うものです。以下に、1から10までの掛け声とその意味を紹介します。

1から10までの掛け声
1. 「一帆風順」(イッファンフォンシュン)は「順風満帆」という意味で、物事が順調に進むことを願います。
2. 「双喜臨門」(シュアンシーリンメン)は「二つの喜びが訪れる」という意味で、良いことが重なることを祈ります。
3. 「三陽開泰」(サンヤンカイタイ)は「新しい始まりと幸運が訪れる」という意味です。
4. 「四季平安」(スージーピンアン)は「一年中平和でありますように」という願いです。
5. 「五福臨門」(ウーフーリンメン)は「五つの幸運が訪れる」という意味で、富や健康、長寿などを願います。
6. 「六六大順」(リュウリュウダーシュン)は「すべてが順調に進む」という意味です。
7. 「七星高照」(チーシンガオジャオ)は「幸運の星が輝く」という意味で、良い運気を願います。
8. 「八方来財」(バーファンライツァイ)は「四方八方から富が集まる」という意味です。
9. 「九九同心」(ジウジウトンシン)は「皆が心を一つにする」という意味で、調和を願います。
10. 「十全十美」(シーチュエンシーメイ)は「完璧で欠けがない」という意味で、完璧な幸せを願います。

撈生でのやり方
1. 食材を混ぜる際に、1から10までの掛け声を順番にかけます。
2. それぞれの数字に合わせて、参加者全員で声を揃えて叫びます。
3. 最後に「撈起!撈起!」と叫び、運気が上がることを祈ります。

この1から10までの掛け声は、撈生をより楽しく、縁起の良いものにするための伝統的な習慣です。ぜひ来年も我が家で試してみたいと思います。
2025-02-17