2024-11-13
「いい地球の日」と特許について
2024-11-12
中国の宇宙ステーション「天宮」
2024-11-11
ノーベル医学賞から学ぶ健康・秘訣
2024-11-10
父の90歳誕生日
2024-11-09
哲学の三つの究極の問い
2024-11-08
哲学者と長寿
2024-11-07
米大統領選挙
2024-11-06
アキレス腱のリウマチ
2024-11-05
死亡率と肥満度&睡眠時間
2024-11-04
財界さっぽろ:予防医学最先端
2024-11-03
第31回日本未病学会学術総会 論文発表
2024-11-02
ドクター陶の健康コラム・連載・vol.56 痛みの陰陽
2024-11-01
純粋倫理と中国医学
2024-10-31
実年齢と体内年齢
2024-10-30
第三回チャイナフェスティバル札幌2024表彰式
過去ブログはこちらから
1
第31回日本未病学会学術総会 論文発表
2024年11月2日から3日にかけて、第31回日本未病学会学術総会が金沢医科大学で開催されました。会議は現地参加とZOOMを組み合わせたハイブリッド方式で行われ、非常に有意義な時間となりました。
私は11月3日午後、一般演題として「黄帝内経の治未病による脳梗塞後遺症患者の改善に関する二例報告」をZOOMで発表しました。
脳梗塞を発症した患者のうち、約20%がほぼ完全に回復しますが、約73%には何らかの後遺症が残り、約7%が死亡に至ると報告されています。私の報告では、この後遺症が改善した2例についてご紹介します。
一例目は、私の母(2008年当時71歳)です。母は健康診断で糖尿病、脂質異常症、肝機能障害と診断されましたが、治療は受けていませんでした。2012年5月30日(当時75歳)、構音障害、左片麻痺、歩行困難が出現し、急性期脳梗塞(右基底核)および糖尿病で緊急入院しました。治療中に血小板減少を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)が発生し、副作用による高熱や多臓器不全から急性腎不全を引き起こしました。治療方針を変更し、利尿剤を投与することで病状は安定しましたが、糖尿病治療は不十分で、血糖値やHbA1cは正常範囲に戻りませんでした。その後、陶氏療法を施し、3か月で血糖値やHbA1cが正常化し、現在も無薬で健康に過ごしています。治療から12年が経過しましたが、再発もなく、元気に生活しています。
二例目は82歳の女性です。50代から高血圧症と診断され、長年薬物治療を受けていました。2022年2月4日(当時80歳)、歩行異常、左手の温度感覚異常、嚥下困難、声が出ないといった症状が現れ、脳梗塞と診断されて緊急入院しました。1週間の入院後、左下肢麻痺が残り、治療を開始しました。この方は高血圧に加え、内臓脂肪や体脂肪も高値でしたが、陶氏療法による治療の結果、血圧の薬を中止することができ、日本舞踊に復帰。2年連続で全国大会に入賞するという快挙を遂げました。現在も血圧は安定しており、毎日5,000歩以上の歩行を続け、薬を使わずに健康な生活を維持しています。
脳卒中は寝たきりになる原因の第1位であり(36.6%)、特に脳梗塞は軽症であっても再発を繰り返すことで後遺症が重くなることがあります。
今回の報告では、糖尿病と高血圧症を併発している脳梗塞患者2名に対し、中国伝統医学の陶氏療法を用いることで、患者それぞれの生活環境や身体状態に最適な治療を提供しました。その結果、治療後は薬を使わずに生活の質が向上し、再発予防にも効果を示しました。
私は11月3日午後、一般演題として「黄帝内経の治未病による脳梗塞後遺症患者の改善に関する二例報告」をZOOMで発表しました。
脳梗塞を発症した患者のうち、約20%がほぼ完全に回復しますが、約73%には何らかの後遺症が残り、約7%が死亡に至ると報告されています。私の報告では、この後遺症が改善した2例についてご紹介します。
一例目は、私の母(2008年当時71歳)です。母は健康診断で糖尿病、脂質異常症、肝機能障害と診断されましたが、治療は受けていませんでした。2012年5月30日(当時75歳)、構音障害、左片麻痺、歩行困難が出現し、急性期脳梗塞(右基底核)および糖尿病で緊急入院しました。治療中に血小板減少を伴う播種性血管内凝固症候群(DIC)が発生し、副作用による高熱や多臓器不全から急性腎不全を引き起こしました。治療方針を変更し、利尿剤を投与することで病状は安定しましたが、糖尿病治療は不十分で、血糖値やHbA1cは正常範囲に戻りませんでした。その後、陶氏療法を施し、3か月で血糖値やHbA1cが正常化し、現在も無薬で健康に過ごしています。治療から12年が経過しましたが、再発もなく、元気に生活しています。
二例目は82歳の女性です。50代から高血圧症と診断され、長年薬物治療を受けていました。2022年2月4日(当時80歳)、歩行異常、左手の温度感覚異常、嚥下困難、声が出ないといった症状が現れ、脳梗塞と診断されて緊急入院しました。1週間の入院後、左下肢麻痺が残り、治療を開始しました。この方は高血圧に加え、内臓脂肪や体脂肪も高値でしたが、陶氏療法による治療の結果、血圧の薬を中止することができ、日本舞踊に復帰。2年連続で全国大会に入賞するという快挙を遂げました。現在も血圧は安定しており、毎日5,000歩以上の歩行を続け、薬を使わずに健康な生活を維持しています。
脳卒中は寝たきりになる原因の第1位であり(36.6%)、特に脳梗塞は軽症であっても再発を繰り返すことで後遺症が重くなることがあります。
今回の報告では、糖尿病と高血圧症を併発している脳梗塞患者2名に対し、中国伝統医学の陶氏療法を用いることで、患者それぞれの生活環境や身体状態に最適な治療を提供しました。その結果、治療後は薬を使わずに生活の質が向上し、再発予防にも効果を示しました。
2024-11-03