陶氏診療院

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後悔薬の陰陽
カテゴリー 生活の知恵
大学勉強する時、指導教官は、世の中に売っていない薬は「後悔薬」です。若い時に勉強しないと、後悔するほど、皆さんに勉強を励ましてくれました。

臨床医として、30年過ぎたら、何となく、後悔する患者さんこそ、良くなります。後悔しない患者さんは、悪化して、そのままで人生を終わります。その現象を見ると、後悔の行為は「後悔薬」ではないでしょうか。

生活の中、後悔という現象はよくあるでしょう。勉強のこと、人生のこと、仕事の選択、結婚相手の選択、健康についてなど、後悔の場面がたくさん存在します。

私が感心しているのは健康についての「後悔」です。例えば、昨日晩御飯を食べすぎて、よく寝れない;お酒を飲みすぎて、大事なことを忘れた;ヘビースモーカーは肺がんと診断された時など、それらの後悔は健康に有害な事情を認識して、そのような後悔は次の生活に再犯防止に役に立ち、病気の予防や再発などにも有効で、それこそ「後悔薬」ではないでしょうか。

問題はその健康について、後悔は口だけの言い訳か?本心で後悔して、二度としないの反省の気持ちか?前者なら、再犯であり、あまりよくないでしょう。後者なら、臨床医としてとても歓迎で、そのような「後悔薬」をどんどん誘導して、患者さんに勧めて、たくさん「販売」して、ぜひ自分で問題を自分で認識して解決し、自分の健康を自分で守りましょう。
2022-12-30