陶氏診療院

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子どもと「気」の流れ
カテゴリー 陶氏療法
中国伝統療法グァサーは皆さんが施療時の痛みを遠慮することが多いです。

7月、福島から40代のお母さんと8才、10才、13才の三人息子の親子が施療に来ました。お母さんが先に施療して、とても痛がっていました。施療後の瘀血跡(痧:サー)の色は濃いです。子どもの番になると、三兄弟で話し合い、8歳の子が先に施療することになりました。

他の兄弟が施療の痛さを想像して、心配そうに見守っていました。施療中、何回も聞いていました。「痛いですか?」。しかし、施療の音は出るけど、8歳の男の子は「全然痛くない、気持ちいいです」と答えました。施療後の瘀血跡(痧)もなかったです。皆さんの驚きの顔症状を抑えないほど、不思議と思いました。

その後、喘息傾向有る兄さんたちは、施療時痛いし、施療後の瘀血跡(痧)もはっきりありました。

中国伝統療法グァサーは気の施術で、気の流れが滞る時や詰まった時に、瘀血が発生します。その瘀血が末梢血管から出る時、痛みが発生します。施療は瘀血を出す過程で、瘀血がある人の部位に、痛みがあります。しかし、子供や健康な人、健康の部位に、瘀血がないから、痛みはないし、「気」の流れを促進して、むしろ気持ちいいです。

8歳の子供は健康そのもので、施療は気持ちいいと言っても十分説明しました。

「通則不痛、不通則痛」、(「通じざれば則ち痛む」)中国医学の基本的な考えは、伝統療法グァサーで表すものです。

伝統療法グァサー施療は、家族四人の施療で、予防と治療に両方役に立つことが分かりました。健康な人はどこでも気持ちいいです。あちこち「気」の流れが弱くなり、滞る場合、痛みとして合図を表す、それと同時に痛みを緩和するほど施療して、治療効果にも期待できます。

患者から学び、患者へ還元するのは中国医学の素晴らしい思想でしょう。
2016-08-02