陶氏診療院

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AIは中国医学の考え方に近い
カテゴリー 生活の知恵
日本時間の10月9日午後7時頃、2024年ノーベル化学賞の受賞者が発表されました。 たんぱく質の構造設計において革新的な成果を上げたアメリカ・ワシントン大学のデイビッド・ベイカー教授、およびAI (人工知能)を活用してたんぱく質の立体構造を高精度に予測する技術を開発した、グーグルのイギリス企業「DeepMind」のデミス・ハサビスCEOと研究者ジョン・ジャンパー氏が選らばれました。

DeepMind社は2010年にデミス・ハサビス氏によって設立され、2014年からはグーグルの親会社「アルファベット」の傘下となりました。2015年には、AIを中心とした囲碁プログラム「AlphaGo」を発表。韓国のトップ棋士イ・セドル氏との対局で4:1に勝利し、AIの可能性を世界に知らせました。 その後、ハサビス氏とジャンパー氏はAIを活用したたんぱく質構造予測の研究に取り組みました。

2017年には、従来の「AlphaGo」を大きく上回る「AlphaGo Zero」が登場しました。AlphaGo Zeroは、囲碁のトップ棋士イ・セドル氏に勝利した初期バージョンの「AlphaGo」を100戦全勝で打ち負かしました。このようなAIの進化は、西洋医学の「科学的に治療する」という考え方(「AlphaGo」)と、東洋医学の全体論的なアプローチ(「AlphaGo Zero」)の対比を想起させます。

具体的に言えば、「AlphaGo Zero」は従来の囲碁に制限されず、全体を曖昧に、複数の可能性を計算して最適な一手を考え出します。 AI技術の発展によって、新たな視点から病気の治療法が発見され、今後AIが医療分野で重要な役割を果たす未来が期待されます。
2024-10-29