陶氏診療院

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人生の四つの時間
人生には、「幸福の時間」「投資の時間」「役割の時間」「浪費の時間」という4つの時間があると言われています。

幸福の時間:やりたいことや、喜びを得られることをして幸せを感じる時間です。

投資の時間:将来のための努力や成長に費やす時間です。

役割の時間:やらなければならないことをしている時間です。

浪費の時間:無意識に過ごしてしまい、後でムダだと感じる時間です。

これらの時間のバランスによって、自分が充実した人生を送れているかどうかが決まります。幸せを感じられるかどうかは、この配分にかかっていると言えるでしょう。

私の場合、投資の時間(将来のための努力)や役割の時間(やるべきこと)の多くは仕事に費やされていますが、それが同時に幸福の時間でもあります。つまり、仕事自体が「やりたいこと」であり、喜びを得られる活動なのです。そのため、浪費の時間を除けば、ほぼすべての時間が幸福に満ちており、毎日が充実しています。これは、投資や役割の時間と幸福の時間が一致しているからだと思います。

一方、浪費の時間としては、例えばネットを漫然と見ている時間、世界情勢に関する評論を読みふける時間、あるいは大学時代の同窓生たちのネット上の議論を眺めている時間などが挙げられます。これらは一見「無駄」に見えるかもしれませんが、必ずしも悪いことばかりではありません。リラックスや情報収集として役立つこともあれば、自分の考えに共感できる内容に出会って喜びを感じることもあります。ですから、単純に「浪費」と切り捨てることはできないでしょう。

こう考えてみると、私は一日のうちで幸福を感じる時間がとても長いことに気づきます。そして、この気づきが重要です。投資の時間や役割の時間、さらには浪費の時間でさえ、少し視点を変えれば、幸福に近づけるかもしれません。

この考え方を、子どもたちや患者さんたちにも早く伝えたいと思います。
2025-05-31