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中国の大気汚染、都が北京市に技術協力を提案
カテゴリー 日本
2013/2/9 日本経済新聞に、「中国の大気汚染、都が北京市に技術協力を提案 」の記事がありました。

以下記事内容

「~東京都の猪瀬直樹知事は8日の定例記者会見で、中国の大気汚染問題について「東京には大気汚染に関する技術ノウハウがある」と述べ、北京市に技術協力を提案したことを明らかにした。都は2009年、北京市と水・環境分野の技術交流に関する合意書を交わしている。

 猪瀬知事は石原慎太郎前知事によるディーゼル車の排ガス規制など環境対策の実績を強調。その上で、「北京市の大気汚染はかなり深刻との認識があり、積極的にノウハウを提供したい」と述べた。都環境局によると、自動車の排ガス対策や工場などから出るばい煙対策に関する技術支援が可能としている。」

日中関係が冷えた今こそ、このような日本らしい先進技術の提案が一番友好的かつ経済的だと思います。

日本は資源の少ない国ですが経験はたくさん持っています。経済発展時、日本はさまざまな公害、薬害を経験してきました。今ではきれいな環境と世界一の長寿国としての誇りを持った国となりました。これからの日本は発展途上国が同じ公害や薬害を経験した時に、その経験からくる解決法をできるだけ早くに伝えていってほしいと思います。そうしなければ時効性のある環境技術などは、すぐさまその先進性を失い日本は指導の立場から忘れさられてしまうでしょう。

日本に留学に来た人達は日本の先進技術を目指して一生懸命に勉強をしています。そこをよく理解してたくさんの代償を払ってきた経験を、今度は友好とビジネスの形にして社会に貢献していくことが、日本の国の地位向上に繋がっていくのではないかと私は思います。今回の東京都猪瀬知事の提案が、大いに日中友好の効果を上げる事に期待しています。
2013-02-12