陶氏診療院

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蛍と癌
カテゴリー 生活の知恵
いっけん関係ない二つの事が、並べてみると、共通点が沢山あることが気付きました。何か解りますか?

先日、友人から、蛍が飛んでいるYahoo!JAPANニュース(5月31日・金・11時35分配信)「調布・深大寺でホタル自然繁殖-環境改善活動実る、市民ら喜び/東京」を送ってきました。 「調布・深大寺がゲンジボタルの自然繁殖に成功し、現在観賞に訪れる近隣市民の目を楽しませている。(調布経済新聞)」

『自然繁殖に至るまでの道のりは長かった。活動を始めるにあたり「板橋区ホタル飼育施設」で施設長を務める阿部宣男さんが実施した水質調査では、残留農薬と病原性細菌の存在が判明、現状のままでは「ホタルの再生は不可能に近い」という結果が出た。そこで、土壌改質剤の投入など根気よく活動を続けた結果、ホタルの幼虫の餌となるカワニナが繁殖できる状態にまで水質が改善。2009年には約3万匹のホタルのふ化幼虫を放流、2010年には苔を植えるなど、ホタルが陸に上がれるよう水際を整備した。

2011年にホタルの幼虫の放流を停止したところ、2012年には初めて自然繁殖したホタルを確認。より良い環境を整えるため、今年4月には、幼虫の上陸や産卵行動に悪影響を及ぼすという人工照明の対応を実施。同市にある照明設備会社「アークシステム」が協力し、繁殖地近くの街路灯やそば店のライトをホタルに影響の少ないオレンジ色のフィルムで覆った。現在、少なくとも10匹程度が飛んでいるのが確認されている。』

「生き物には適さない水」、「ホタルの再生は不可能に近い」環境に、2006年から、FFCテクノロジーで、ほたる再生努力をし続け、見事に蛍を飛ばさせた、環境の改善を実現できました。

蛍が飛ぶ環境は、綺麗な水のほかに照明(春~夏の夜間は真っ暗がよい)、水量(流れが大切)、土、苔(卵を産むため)などが必要です。条件が揃わないと、蛍は再生できないです。

癌と蛍、共通なことは、条件が揃わないと、癌もならない、蛍も飛ばないです。臨床医学の研究をするため、動物の癌モデルを作るのは、容易ではないことが想像できるでしょう。

蛍の存在は環境の綺麗なことを証明します。癌ができたことは、身体が酸化した(汚れた)ことを表します。蛍と癌を並べて話すのは、失礼かもしれないです。一生懸命環境をよくして、蛍を飛ばすことが理解できます。しかし、「一生懸命」身体を酸化して、癌を作ることは、研究以外に意味がないことでしょう。それを分かって欲しいです。

蛍が飛んだからの職業的連想でした。
2013-06-03