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「創業66年の老舗パン屋が語る。「麦チェン」って知っていますか。」
カテゴリー 陶氏療法
6/6,札幌市倫理法人会、第1382回経営者モーニングセミナーで、シロクマ・北海食品株式会社代表取締役荒川信夫氏が「創業66年の老舗パン屋が語る。「麦チェン」って知っていますか。」の題で講話がありました。

昭和22年、函館市でパン屋に生まれ、二代目の社長として、日本のパン食の歴史を語りました。

「麦チェン」の言葉を紹介しました。北海道の「麦チェン!」運動は北海道の「道産小麦転換推進事業」の略語です。小麦の国内自給率は14%足らず(米は94%)、北海道は、恵まれた自然環境と広大な大地のもとで、小麦の全国生産量の64%に当たる58万tを生産、北海道産小麦は、約90%がうどん用やパン、ラーメン用など、様々な形となって、全国に流通し、道外移出しました。道内に残るのは約10%で、7万tです。しかし、道内の小麦需要は22万t、その68%(約15万t)は輸入に頼り、道産の小麦が32%しか利用されていない事が現状です。

自産自消、身土不二の健康理念で、道の推進事業の一つ「麦チェン」と言う言葉をはじめて聞きました。

自給率が高くなるように、日本の未来にもつながる努力と同時に、荒川社長が大麦、米粉、機能性食材を取り入れた健康志向も考え、焼きたてパンの販売を続け、お父さんが残された経営方針「大きくするな」を守って、地元に貢献を続けています。荒川社長の地道な努力に、関心と感動します。

北海道産にこだわり続けたい、北海道産のさまざま原料を使い、美味しいパン・お菓子を道民や観光客に提供し、北海道のよさをアピールしています。今度地麦サンドイッチ工房れもんベーカリーを訪ねたら、一個買って食べたくなりました。
2013-06-06