陶氏診療院

アクセスカウンター


▼生活の知恵バックナンバー
過去ブログはこちらから
収入・戦略政策・健康
カテゴリー 生活の知恵
中小企業家しんぶん7月25日出版の「経済データを読み:農業データを見ると」の記事を見て、ひとつ思い浮かびます。

一番ショックに感じるのは、稲作農家年収は48-51万円。生計はやっていけない金額です。自然農作の路地野菜の年収は177-195万円に対して、自然に左右されない非自然傾向の施設野菜は413-441万円、さらに養豚は年間629-658万円、酪農は年間656-720万円を見ると、農家の仕事選びは、収入ではっきりするでしょう。

なぜこのような現象になるのか、戦略政策の不作用ではないでしょうか。その結果、健康の視点から見ると、農家の収入もアンバランス、その延長線でアンバランスの食事を社会的に提供し、社会的な不健康も生じます。

例えば、乳がんを例としましょう。欧米諸国は牛乳や乳製品を減らす努力により、乳がんの発症は減りました。昔日本人が乳がんになりにくかったです。小学校からの牛乳給食に始まり、乳製品はすさまじいほど多いでしょう。今はどうですか、2008年、日本人女性の乳がん罹患率は18人中1人で、2001年は16人中1人と増え、乳がんの発症率が上がりっぱなし、乳がんは日本女性がんの罹患率の一位になりました。

農家の収入が戦略政策の反映で、その結果、社会の健康に直接影響します。国としての仕事は「上医」の仕事、ちなみに国も未来のための戦略を立て、環境と世界情勢に合わせて、政策の修正を行います。間違った戦略が、国民に代償を継ぐことが間違いないです。

米離れは、日本人の健康を破壊し、日本の未来は見えてこないです。日本の未来のため、何とか大事な稲作農家に、いい政策が出て欲しいです。
2013-07-31