陶氏診療院

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糖化・酸化・老化
カテゴリー 生活の知恵
糖の発見と利用は、人類の脳の進化に大きな役割をしています。糖は貴重品時に、糖の良さしか見えてこなかったです。しかし、工業革命により、製糖工業の発展と精製糖の大量生産、大量消費により、糖の悪さも表しました。

糖の大量摂取により、肥満や糖尿病、動脈硬化、白内障、認知症になりやすく、また糖はがん細胞の好物になり、健康被害も注目され、様々な研究も行いました。糖の悪さは、大量摂取と糖化問題がありました。

糖化とは、身体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてタンパク質が変性、劣化してAGEs(糖化最終生成物)という名の老化物質を生成する反応をいいます。 この老化物質AGEsは分解されにくく、そのAGEsの蓄積は肌や髪、骨など全身の老化を進行させ、さらに体調不良や様々な病気(糖尿病、高血圧、がん等々)の温床にもなります。

糖化は身体の酸化減少で、身体の老化に結びつきます。代表的糖化の食品は高脂肪動物性食品の唐揚げや高温の焼き物(ステーキなど)です。バターを大量に使用した料理やファーストフードに、唐揚げ、ハンバーガー、フライドポテト、ドーナツホール、パンが代表でしょう。お菓子中のポテトチップス(アクリルアミド発生、超悪玉AGE)や、かりんとうなど、加工肉食品(がりがりベーコンも含め)、ジュース類(異性化糖:果糖ブドウ糖液糖を多く含む)など食品も身体に糖化するAGEsを大量に作り溜まり、細胞の酸化と老化を促進します。

AGEが多い食品を避けるのはもちろん、揚げ物や焼き物を食べる時に、レモン汁や酢をかけるなど、クエン酸と一緒に摂ると、AGEの発生は半減します。

玄米や緑黄色野菜、新鮮な果物を積極的に摂取し、糖と仲良しして、糖に惑わされないように、甘い楽しい食生活を過ごしましょう。
2022-06-30