陶氏診療院

アクセスカウンター


▼論文発表バックナンバー
過去ブログはこちらから
統合医療と西洋医療
カテゴリー 論文発表
日本の統合医療学会は西洋医学の医学会の分会で、西洋医学下の一つ枝になっています。

昨年日本統合医療学会大阪大会に、大会長伊藤壽記教授(大阪大学大学院医学系研究科生体機能補完医学寄附講座)が挨拶の中、統合医療の説明が以下のように語りました。「エビデンスに担保されたCAM(補完代替医療)を現行の医療(西洋医学の医療)に有機的融合させる、全人的な立場での新たな医療体系として、統合医療(Integrative Medicine)が注目されるようになってまいりました。

ちなみに、統合医療は西洋医学、代替医学、東洋医学などの人類の各種医学の総まとめです。理論上には、統合医学は頭で、他の医学はしの頭したの身体や四肢のように、それぞれの特徴を生かして、人類の健康を支えています。

その概念で理解すると、日本の統合医療学会は西洋医学学会の分会の位置付けが、人々の理解に誤解を作りました。

その捻る現象を作る原因は、日本の医療システムが西洋医学が主流になっていることです。西洋医学先生が、臨床の現場で、西洋医学の考え方や治療方法の限界を感じ、他の療法を見つけ、西洋医学の弱いところや落とし穴を埋めるため、設立した代替医療や統合医療などが、全て西洋医学の分子になっています。

西洋医学では、物質中心して、現代科学を基礎とした病気を治す専門医学として、第一世界大戦から、抗生物質の応用や外科手術の活躍で、一気に世界に広がりました。勿論、現代科学がまだ解明されていない人の心の問題について、西洋医学の治療が出来ないです。心の影響により発生した病気は西洋医学では対応は無理です。そのため、西洋医学以外の療法を求めることは、医者としてごく普通と思います。

統合医療と西洋医療、日本での現段階では、組織関係を直すのは無理ですけど、人々の考え方を直さないと、混乱が生じます。西洋医学の療法も、患者から見ると、統合医療の一つの選択肢として、考えて欲しいです。これから、国の医療政策も、医療保険でもそれを対応するように変わるのは、正しい筋と思います。
2013-10-02