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日中文化交流誌「和華」:骨休みと免疫
カテゴリー 論文発表
日中文化交流誌「和華」第26号で、漢方で免疫力アップ特集で、「骨休みと免疫」を寄稿しました。

       「骨休みと免疫」

「骨休み」とは睡眠、睡眠は健康の一大要素ですが、免疫と直接かかわり、私たちは時にそのことを忘れがちです。

「病」の漢字は、一人ベットで寝ている姿から生まれました。「疒」は横にすると、ベッドの形になります。「丙」は人です。

細胞の生成、修復、病原菌への攻撃や処理を、体は自ら落ち着いている時にしか行いません。つまり寝ることは、日本語中の「骨休み」です。体を修復するための前提条件です。病気になるとベッドで寝る必要があるでしょうか

「骨休み」に意味は、骨の造血を行うところです。血液は、私たちの健康を維持する大切なものですね。良質の血液をつくり、免疫細胞を増やさないといけません。人体はもともと自分で免疫を作る仕組みが備わっており、健康な方が環境をきちんと整えれば、「骨休み」すれば免疫細胞は確実に増やすことができます。

睡眠の環境は、ベッドだけではなく、時間も大事です。何時に寝るかで、睡眠の質が随分違います。

造血ホルモンの分泌時間は「腎経」が働く時間で、夕方の5時から7時です。その時間に安静にすることが大事です。激しい運動や食事をすると、血液がそちらに取られ、腎経の働きの邪魔になりますので、できれば避けてください。

造血ホルモンの分泌後、造血の時間となります。これは夜の7時から深夜の1時です。その後は肝臓での蔵血時間で1時から3時となります。これらのことから、良質の睡眠をとるには、夜7時から明け方3時までの間ベッドに入り、眠るのが理想的でしょう。

最後の条件は心を整えることです。電気を消して、暗く静かな環境をつくり、安心した状態で体を横にするようにしましょう。

陶恵栄(陶氏診療院院長・漢方アロマ療養師育成校校長)

中国上海出身、肝臓専門医、1992年来日、北海道大学医学部で博士号取得。中国医学の理論に基づいた伝統自然療法「陶氏療法」で数々の難病奇病の患者を救ってきた。さらに陰陽、五行のバランスを整えることで体の自然治癒力を引き出し、体質改善をする指導を行っている。日本統合医療学会北海道支部評議員、日本未病学会会員、日本中医協会副会長。

「和華」誌は書店販売しています。
2020-07-21