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2024-11-03
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2023-12-19
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2022-12-24
第26回日本統合医療学会(IMJ)学術大会
2022-11-13
未病学会論文発表
2020-07-21
日中文化交流誌「和華」:骨休みと免疫
2020-05-06
無酸素代謝と有酸素代謝
2020-05-05
人体の造血の場所と時間(IMJ北海道支部ニュースレターNo13:P7-8)
2019-11-19
未病学会ポスター発表
2018-12-27
黄帝内経の健康理念治未病による健康回復成功事例報告D2-1
2018-10-14
第22回日本統合医療学会学術大会IMJ2018北海道大会論文発表
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日中文化交流誌「和華」:骨休みと免疫
カテゴリー 論文発表
日中文化交流誌「和華」第26号で、漢方で免疫力アップ特集で、「骨休みと免疫」を寄稿しました。
「骨休みと免疫」
「骨休み」とは睡眠、睡眠は健康の一大要素ですが、免疫と直接かかわり、私たちは時にそのことを忘れがちです。
「病」の漢字は、一人ベットで寝ている姿から生まれました。「疒」は横にすると、ベッドの形になります。「丙」は人です。
細胞の生成、修復、病原菌への攻撃や処理を、体は自ら落ち着いている時にしか行いません。つまり寝ることは、日本語中の「骨休み」です。体を修復するための前提条件です。病気になるとベッドで寝る必要があるでしょうか
「骨休み」に意味は、骨の造血を行うところです。血液は、私たちの健康を維持する大切なものですね。良質の血液をつくり、免疫細胞を増やさないといけません。人体はもともと自分で免疫を作る仕組みが備わっており、健康な方が環境をきちんと整えれば、「骨休み」すれば免疫細胞は確実に増やすことができます。
睡眠の環境は、ベッドだけではなく、時間も大事です。何時に寝るかで、睡眠の質が随分違います。
造血ホルモンの分泌時間は「腎経」が働く時間で、夕方の5時から7時です。その時間に安静にすることが大事です。激しい運動や食事をすると、血液がそちらに取られ、腎経の働きの邪魔になりますので、できれば避けてください。
造血ホルモンの分泌後、造血の時間となります。これは夜の7時から深夜の1時です。その後は肝臓での蔵血時間で1時から3時となります。これらのことから、良質の睡眠をとるには、夜7時から明け方3時までの間ベッドに入り、眠るのが理想的でしょう。
最後の条件は心を整えることです。電気を消して、暗く静かな環境をつくり、安心した状態で体を横にするようにしましょう。
陶恵栄(陶氏診療院院長・漢方アロマ療養師育成校校長)
中国上海出身、肝臓専門医、1992年来日、北海道大学医学部で博士号取得。中国医学の理論に基づいた伝統自然療法「陶氏療法」で数々の難病奇病の患者を救ってきた。さらに陰陽、五行のバランスを整えることで体の自然治癒力を引き出し、体質改善をする指導を行っている。日本統合医療学会北海道支部評議員、日本未病学会会員、日本中医協会副会長。
「和華」誌は書店販売しています。
「骨休みと免疫」
「骨休み」とは睡眠、睡眠は健康の一大要素ですが、免疫と直接かかわり、私たちは時にそのことを忘れがちです。
「病」の漢字は、一人ベットで寝ている姿から生まれました。「疒」は横にすると、ベッドの形になります。「丙」は人です。
細胞の生成、修復、病原菌への攻撃や処理を、体は自ら落ち着いている時にしか行いません。つまり寝ることは、日本語中の「骨休み」です。体を修復するための前提条件です。病気になるとベッドで寝る必要があるでしょうか
「骨休み」に意味は、骨の造血を行うところです。血液は、私たちの健康を維持する大切なものですね。良質の血液をつくり、免疫細胞を増やさないといけません。人体はもともと自分で免疫を作る仕組みが備わっており、健康な方が環境をきちんと整えれば、「骨休み」すれば免疫細胞は確実に増やすことができます。
睡眠の環境は、ベッドだけではなく、時間も大事です。何時に寝るかで、睡眠の質が随分違います。
造血ホルモンの分泌時間は「腎経」が働く時間で、夕方の5時から7時です。その時間に安静にすることが大事です。激しい運動や食事をすると、血液がそちらに取られ、腎経の働きの邪魔になりますので、できれば避けてください。
造血ホルモンの分泌後、造血の時間となります。これは夜の7時から深夜の1時です。その後は肝臓での蔵血時間で1時から3時となります。これらのことから、良質の睡眠をとるには、夜7時から明け方3時までの間ベッドに入り、眠るのが理想的でしょう。
最後の条件は心を整えることです。電気を消して、暗く静かな環境をつくり、安心した状態で体を横にするようにしましょう。
陶恵栄(陶氏診療院院長・漢方アロマ療養師育成校校長)
中国上海出身、肝臓専門医、1992年来日、北海道大学医学部で博士号取得。中国医学の理論に基づいた伝統自然療法「陶氏療法」で数々の難病奇病の患者を救ってきた。さらに陰陽、五行のバランスを整えることで体の自然治癒力を引き出し、体質改善をする指導を行っている。日本統合医療学会北海道支部評議員、日本未病学会会員、日本中医協会副会長。
「和華」誌は書店販売しています。
2020-07-21