陶氏診療院

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漢方薬の一喜一憂
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2018年08月24日読売新聞の「政府は、漢方薬の効能などについてビッグデータを活用して検証する方針を固めた。来年中にも始め、薬1種類につき100万人規模の使用者データを集めて分析する。科学的な根拠を確立し、漢方薬の効果的な服用方法を見つけたり、副作用の防止につなげたりしたい考えだ。」のニュースが目に入りました。「内閣官房が2019年度予算の概算要求に関連費用を盛り込む。」とも書いていました。

嬉しいと言ったら、漢方の認識レベルが高くなりました。今年WHOは漢方医学は西洋医学と同じように認め、先に取り入れる方が、経済社会に遅れない方が賢明でしょう。

心配するのは、漢方は中国医学の理論の指導の元で、患者一人一人の「証」を取り、基本処方から加減して、処方する事です。日本では、中国から伝えた理論は大部分省略して、患者個人体質により、加減ができないです。決まった「

約150種類の漢方薬が保険適用」の漢方を、加減なしで臨床検証するのは、無謀か無意味です。

漢方の臨床検証する前、まず中国医学の普及が先でしょう。正しい中国医学を勉強して、今の生活習慣病等の医療問題は、大半漢方薬を使わなくても、良くなるでしょう。中国医学の漢方も、最終手段として、処方するだから、まず薬なしで健康に戻るのは、国民に優しい国策ではないでしょうか。
2018-08-31