陶氏診療院

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食習慣と病死
カテゴリー 生活の知恵
朝日新聞デジタル版で、2月18日の記事「納豆で脳卒中死亡リスク3割低下 岐阜大が3万人調査」を読んで、食習慣と病死のことを少し語りましょう。

納豆は中国から始まり、日本の伝統食になったことは、東洋人の食の知恵でしょう。食は「人」に「良」と書いて、人に良いものを食とします。

日本の伝統食の中、主食は玄米で、おかずは一汁一菜が定番でしょう。中に納豆や味噌汁は日本食の代表です。伝統食の根拠は先祖の長い実践の実践結果です。今で言うとビックデータに基づいて、伝承し続けるものです。伝統を守り、伝統を発展するのは、人類の進化に貢献します。

診療院に来る患者の食を調べると、伝統食から離れ、現代ファーストフードを平気で摂取して、さらに夜更かしの現代生活を送っています。自分で問題に気付かない人は、その周りも同じ人が多いです。

国の健康政策はビックデータから本当の国民の健康に良いことで、伝統の力の真髄も研究や統計すればするほど、先祖の知恵が分かるでしょう。

人に良いものを摂取しましょう。

附ニュース:納豆で脳卒中死亡リスク3割低下 岐阜大が3万人調査 朝日新聞デジタル2/18(土) 23:04配信

納豆をふだんよく食べる人はそうでない人に比べ、脳卒中で亡くなるリスクが約3割低いとする調査結果を岐阜大のチームがまとめ、米国の臨床栄養学の雑誌で報告した。納豆に含まれ、血管が詰まるのを防ぐ作用がある酵素などがかかわっている可能性がある。

岐阜県高山市に住む男女約2万9千人について、1992年に健康状態や食習慣などを尋ね、16年後の生死や死因を確認。納豆をふだん食べる量に応じて四つのグループに分け、死亡リスクとの関係を調べた。

調査期間中に、677人が脳卒中で亡くなっていた。年齢のほか、喫煙状況や運動習慣などが影響しないように考慮して計算すると、納豆を最も多く食べていたグループ(1日あたり7グラムほど)の脳卒中による死亡リスクは、納豆をほとんど食べないグループより32%低かった。心筋梗塞(こうそく)などで亡くなるリスクも下がる傾向がみられた。(朝日新聞社)
2017-02-22